以前の記事でメルボルン市内中心部の観光に使えるトラムの利用方法を解説しました。
上の記事では、Free Tram Zone内での利用には運賃がかからず、無料で利用できるということについて詳しく説明しています。
今回は、メルボルン旅行記の第10弾として、Free Tram Zoneからアクセスできる主要な観光地と、実際に行った様子について紹介します。
目次
前回までの記事
メルボルン修行の概要
第1回
前回
Free Tram Zone内にある主要観光地
それでは、Free Tram Zone内にある主要な観光地を紹介します。
Flinders Street Station
フリンダースストリート駅と読みます(フリンダースを変換しようとすると「不倫ダース」になるのは、私の素行が悪いからですか?)。
Free Tram Zoneの南部にあります。
趣のある建物として有名なので、見に行きました。
ええ、見事に工事中でした…。
ちなみに、すぐ近くにはセント・ポールズ大聖堂があり、こちらは無事(?)でした。
アーケード街
メルボルンにはアンティークなアーケード街があります。代表的なのが
- カセドラルアーケード
- ブロックアーケード
- ロイヤルアーケード
です。Free Tram Zoneの南部に位置しています。
地図上の赤い★がカセドラルアーケード、赤い線がブロックアーケード、青い線がロイヤルアーケードです。最寄りの駅はすべてFree Tram Zone内の駅です。
位置としては、Free Tram Zone内のこのあたりです。
Flinders Street Stationから徒歩圏内にあるので、散歩がてら歩いてみてはいかがでしょうか?
こちらはブロックアーケードの写真。
そして、こちらがロイヤルアーケードの写真です。
どちらも雰囲気の良いアーケード街でした。
ビクトリア州立図書館
メルボルンにある有名な図書館です。Free Tram Zone内にあり、City Circle Tramのほか、1、3、3a、5、6、8、16、30、64、67、72など多くの路線でアクセスできます。
こちらは有名な観光スポットになっており、一般の観光客でも特に許可なく入ることができます(休館日・イベント等で入館できない可能性もあるので、詳細は公式ホームページ等をご確認ください)。
非常に貫禄のある建物です。特に受付も必要なく、すんなりと中に入ることができました。
↓パソコンで作業をしている大学生が多く見られました。課題に追われているんでしょうか?客層を見ると、さながら大学の図書館のような雰囲気です(笑)
↓ここがメインの見所でしょうか。ドーム型のこの部屋には展望デッキが用意されており、映画のセットのような味のある構造を楽しむことができました。観光に訪れている人もそこそこいて、カメラをぶら下げて入館しても浮くことはありませんでした。古い建物ですが、館内にはエレベーターも設置されています。
↓フロアから展望デッキ・ドーム天井を見上げるとこのようになっています。
クイーンヴィクトリアマーケット
活気のある大きな市場として観光スポットになっています。
Queens Victria Market駅があり、駅からは徒歩0分のアクセスです。
ただこちらの駅、Free Tram Zone内にはありますが、City Circle Tramの線路の外にあり、City Circle Tramではアクセスできません。
(↓Free Tram Zone内にありますが、)
(↓City Circle Tramの線路の外側にあります)
従って、アクセスする場合は19、57、59系統のいずれかを利用することになります。Queen Victoria Market駅で下車すれば、運賃は一切かかりません。
まず、駅を降りて目の前にある建物がこちらです。
中に入ると、肉屋・魚屋が並んでいました。活気があります。
建物を抜けると、屋外の市場に出てきます。
ちょっとお腹が空いたので、近くにあったドーナツ店に行きました。
火・木・金・土・日曜日の早朝~昼過ぎまでの営業で、売り切れ次第閉店です。
値段は、5個でAU$5.5でした。
中にジャムが入っており、揚げたてアツアツで美味しかったです。
さて、散策再開です。
屋外にはこのような雑貨の店があったり、
野菜や果物の並ぶ店があったりと、見ていて飽きません。
ちょろちょろと歩いた後に、先ほどとは違う場所にある建物に入りました。お酒・雑貨・ハムの店などが並んでいました。
屋内・屋外とも活気があり、雰囲気を楽しむことができました(^^)
旧メルボルン監獄(とオリジナリティ溢れるツアー)
以前監獄として使用されていた施設が公開されています。
最寄りのCity Circle Tramの駅「Russell Street / La Trobe Street(交差点)」から徒歩2~3分程度の立地です。
まずはこちらの建物でチケット(AU$25.00)を購入します。チケットと一緒に日本語のパンフレットももらえました。
ここではオリジナリティあふれる案内ツアーが実施されており、うまく時間が合えば「囚人として閉じ込められる体験」をすることができます(笑)運良くツアー開始直前にチケットを購入したようで、ツアーに参加することができました。
ツアーの入口は、チケット購入場所から少し南に進んだ場所にありました(受付のおねーさんが親切に案内してくれました)。
囚人体験ツアーの様子
ツアー参加者は15名ほどでした。まず、詰所のような部屋に案内され、黄色いカードが配られます。カードには
- 氏名
- 犯した犯罪名
が予め書かれており、刑務官役の女性が
- What’s your name?
- What did you do?
と行った具合にひとりひとりの犯罪を面白おかしく確認していきます。ちなみに私はpublic nuisance(公的不法妨害)を犯した中国人役でした。汚物を公的な場所でまき散らしたとか、そういう系のヤツですかね?(笑)
氏名・犯罪名の確認が終わると、すぐに黄色いカードは回収され、監獄の内部に案内されます。ここからいよいよなんちゃって囚人体験のスタートです(笑)
まず、牢屋を前にして身体チェックを受けます。手を上げてみたり、口を大きく開けたり…。身体チェックが終わると、男女別に牢屋の中にぶち込まれ、1分ほど放置されます。
解放されたあとは、普通にツアーが続けられました。
↓昔の囚人たちが実際にした落書き
↓最後は記念撮影のグッズまで用意されていました。
「英語が分からないとヤバいんじゃないか」と思われるかもしれませんが、氏名と犯罪名だけ聞かれたあとは、発話する場面は全くありませんでした。最低限の発音ができればOKでした。
ただし、ツアーは英語で(しかもメルボルン訛りの英語で)進められるため、内容を理解するにはリスニング力が必要です。ただ、何も聞き取れなかったとしても受付でもらった日本語ガイドにそれなりの情報が掲載されているので、十分に楽しむことができます。
セント・パトリック大聖堂
かなり大きくて荘厳な教会です。
ここはFree Tram Zoneから少し出た場所にあり、City Circle TramのParliament Stationから歩いて行く必要があります。最寄りの駅は別にありますが、そこはFree Tram Zone外になるのでご注意ください。
上の写真で駅の向こう側に高い塔が見えます。これがセント・パトリック大聖堂です。歩いても大した距離ではありません。せいぜい5分程度です。
ここは非常に静かで趣のある教会でした。
ステンドグラスもとてもきれいでした。
王立展示館
建物がアンティークで雰囲気の良い博物館です。日によって公開・非公開が流動的に変動するそうで、私が行ったときには「イベント中」で公開されていませんでした…。残念…。
場所はこちらです。
Free Tram Zoneを少し出た場所にありますが、City Circle TramのVictoria Street駅から歩いてすぐのアクセスです。周囲にはFree Tram Zone外の駅もあるので、不安な場合はCity Circle Tramでアクセスする方が無難です。
王立展示館は公園の中にあり、散歩も楽しむことができます。
噴水にはギャランドゥがボウボウの子ども像が………うーん、コケの生える場所が絶妙すぎる。
近くにはMELBOURNE MUSEUMもあります。MUSEUMのロビーを除きましたが、子ども連れが多い印象でした。
のんびりと散歩を楽しみました。
エティハドスタジアム
本来はドックランズ・スタジアムという名称ですが、エティハド航空が命名権を得ており、エティハドスタジアムと呼ばれています。
場所はこちらで、Free Tram Zone内、City Circle Tramでアクセス可能です。
確かに大きいスタジアムでしたが、これといって変わった点はありませんでした(笑)
サザンクロス駅が近く、列車の様子を眺めることができます。
ドックランズ
ドックランズは、ショップやレストランの集まる港のエリアで、Free Tram Zone内にあります。
City Circle Tramでもアクセス可能ですし、70、86系統でも無料でアクセス可能です。なお、トラムはドックランズで反対方向へ折り返し運転となります。
少し高いところから撮影するとこんな感じです。
観覧車も近くにありました。
まとめ
今回紹介したものも含め、Free Tram Zoneからアクセスできる、つまり交通費無料でアクセスできる観光地がたくさんあります。主要な観光地はCity Circle Tramの線路沿いに多く散らばっているので、「まずはCity Circle Tramで1周車窓観光を楽しみ、そこからぶらり途中下車の旅開始」なんていうプランで観光を楽しんでも良いのではないでしょうか。
Free Tram Zoneの使い方はこちらの記事で解説しているので、あわせてご覧ください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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