メルボルン中心部観光の移動手段は無料のトラム!乗り方・使い方を解説します!

今回は、メルボルン旅行時にとにかく便利だった無料トラムの使い方を紹介します。

メルボルンの市内中心部を観光する予定の方、ぜひお読みください。

目次

メルボルン旅行についての記事

メルボルン旅行の概要

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メルボルンのトラムについて

「トラム(Tram)」とは?

トラムとは、一般的に市街地を走る列車(多くは路面電車)のことを指します。メルボルンの中心部にも、古い車両から新しい車両まで、さまざまなトラムが走っています。

こちらがきれいな車両。

こちらがまあまあきれいな車両。

こちらがレトロな車両。

こちらが小さい車両。

……失礼、これは違いますね(笑)

トラムの路線図からみる充実の路線網

このトラム、中心部の至る所に線路が敷かれており、路線網は非常に充実しています。

引用元:Maps – Public Transport Victoria

Free Tram Zone(無料エリア)について

上に掲載した路線図のなかで、黄緑色で塗られたエリアがあります。ここがFree Tram Zoneと呼ばれる無料エリアです。このエリア内では、どこからどこまでトラムを利用しても運賃が一切かかりません。
「思い立ったときに乗り、思い立ったときに降りる」
ことができるという夢のようなエリアなのです(笑)

Free Tram Zoneを拡大したのがこちらの図です。

引用元:Maps – Public Transport Victoria

この無料エリア内にある主要な観光地を訪ねた様子はこちらの記事で解説しています。

メルボルンのトラムを使って無料でアクセスできる観光地(ANAダイヤ修行:メルボルン旅行記10)

2017年9月28日

Free Tram Zone利用のポイント

Free Tram Zoneが一目で分かるマップがあると便利

「Free Tram Zone内を移動するはずが、乗っているうちにFree Tram Zoneを出てしまった!」なんてことのないよう、トラム乗車の際はFree Tram Zoneを確認しておく必要があります。

Free Tram Zoneが一目でわかるマップを手元に持っておくと安心です。(観光ガイドブックには地図が掲載されているはずです。)

Free Tram Zoneを出てしまうと大変なことに…

Free Tram Zoneから出ると運賃が発生しますが、運賃の支払方法はmykiと呼ばれるカード(メルボルン版のSuica)一択なので、mykiを保有していない状態でFree Tram Zoneを出てしまうと大変なことになります。十分にご注意ください。

ちなみに、有料区間への入り方はこちらの記事で解説しています。

メルボルンでmykiを購入して、トラムでフットワーク軽く移動しよう!購入・利用方法、運賃の仕組みを解説します!

2017年10月5日

mykiは自動販売機で購入可能です

こちらがmyki(メルボルン版Suica)です。

トラムの主要駅に自動販売機があり、そこで購入することができるほか、空港1階(到着ロビー)にも自動販売機があります。

私はFree Tram Zone外の駅にもアクセスする予定だったので、mykiを購入しました。購入と観光の様子は別掲します。

まず「City Circle Tram内のエリアはすべてFree」と押さえる

土地勘のない場所でFree Tram Zoneを確認しながら乗車するのはなかなかハードルが高そうですが、一つ押さえておくと便利なポイントがあります。それが、

「City Circle Tram(35系統)で囲まれたエリアはすべてFree Tram Zoneである」

ということです。

トラムにはさまざまな路線がありますが、そのなかに

City Circle Tram

という路線があります。その名の通り環状線として運行されている路線で、下のマップの茶色で引かれた四角形(+α)がCity Circle Tram(35系統)です。

City Circle Tram(35系統)だけ拡大した路線図がこちらです。

この茶色い枠の形と、さきほどのFree Tram Zoneマップを比べると、ほぼ同じ形です。

というわけで、

  • City Circle Tramは区間を問わずすべて無料
  • City Circle Tramで囲まれたエリアは区間を問わずすべて無料

と覚えておくと便利です。

ちなみに、空港からのバスが到着するサザンクロス駅はFree Tram Zone内にあります。したがって、サザンクロス駅からFree Tram Zone内の駅までの乗車は無料になります。サザンクロス駅に着いて早速無賃で乗車することに不安を感じるかもしれませんが(私はかなり不安でした(笑))、安心して乗車してください。

不安なら、まずはCity Circle Tramだけで巡ってみましょう

メルボルン市内中心部の主要な観光地はCity Circle Tramで巡れてしまうので(※)、不安な場合は手始めにこの路線だけを利用するとよいと思います。(後述しますが、City Circle内の路線網は縦横まっすぐに通っているので、地図を見ながら移動していると、自然に土地勘が身についてきます。)

City Circle Tramは車両に「City Circle」と書かれているので、判別しやすいと思います。

ただ、City Circle Tramは運行時間が限られています。

  • 日~水曜日:10:00~18:00
  • 木~土曜日:10:00~21:00

です。「12分毎に来ます」とありますが、時間が開いたりすぐに来たりと、結構気まぐれだった印象です(笑)

※ただし、Queen Victoria Marketなど、Free Tram Zoneのごく一部はCity Circle Tramの外に位置します。

乗車前「自分の乗車駅がFree Tram Zone内か確認」

では、City Circle Tram以外のトラムに乗車する際のチェックポイントを確認しましょう。

まず、自分の乗車駅がFree Tram Zone内かどうか確認します。これはかなり簡単で、駅に次のような表示があるかどうか確認するだけで分かります。

You’re in the FREE TRAM ZONEという表示があれば、その駅はFree Tram Zone内にあります。

行き先の駅がFree Tram Zone内か確認

乗車駅がFree Tram Zone内かどうか分かったら、あとは行き先がFree Tram Zone内にあるかどうかを確認します。これはマップや路線図で確認するほか方法がありません。

(乗換が必要な場合)乗り換え駅を確認

乗車駅・下車駅ともFree Tram Zone内にあっても、乗り換え時にFree Tram Zoneから出ていると運賃が発生します。

メルボルンの道は縦横まっすぐに通っており、Free Tram Zone内のトラムの路線も縦横規則正しくクロスしているので、乗車駅・下車駅がFree Tram Zone内であれば、よっぽどのことがない限り「知らない間にFree Tram Zoneから出ちゃってた…」といった事態にはならないと思いますが、念のため乗り換え駅の場所を確認しておきましょう。

私の最初の移動はサザンクロス→Flinders Street

なお、私は空港バスでサザンクロス駅に到着した後、

  1. サザンクロス駅から11、48、12、109系統の列車に乗って東(サザンクロス駅を正面にして離れていく方向)に進み、
  2. Elizabeth Streetで19、57、59系統に乗り換え、南向きに進み、Flinders Street駅に行きました(終着駅がFlinders Streetでした)。

この移動はすべてCity Circle Tramの内側で完結するので、運賃は発生しません。さらに、Flinders Street駅にはCity Circle Tramが停まるので、ここから市内中心部を無料で1周することもできます。

Flinders StreetはFree Tram Zoneの南端にある観光スポットです。私の場合は、ここから北上するようにアーケード街を散歩して早速観光気分を味わった後、アーケードを抜けたところからトラムに乗車しました。Free Tram Zoneからの乗車になるため、(降りる駅がFree Tram Zone外にならない限りは)無料での乗車が可能です。

思ったほどハードルは高くありません

ここまでの説明をご覧になると「難しそうだな…」と感じられるかもしれません。私も最初はドキドキしながら乗っていましたが、先述の通りCity Circle内の路線網は縦横規則正しく通っているので、地図を見ながら移動していれば自然に「City Circleの中・外」の感覚や、「路線図内のタテ・ヨコ」の感覚が身につきます。それさえ身についてしまえば、気軽に乗り降りできるようになります。

Free Tram Zone内での乗り降りの仕方

基本的には乗るだけ、降りるだけ

Free Tram Zone内での乗降はものすごく簡単。乗るだけ、降りるだけです。何の手続きも必要ありません。最初は何となく悪いことをしているような気がしてきますが、すぐに慣れます(笑)

ただ、myki(メルボルン版Suica)を持っている方は要注意です。車内ドア付近にカードをタッチできる端末が置かれていますが、Free Tram Zone内で移動する場合はタッチしてはいけません。

タッチすると残高が差っ引かれてしまいます(mykiを所有していて、Free Tram Zoneから出る場合は、乗るとき・降りるときにそれぞれ1回ずつタッチすればOKです)。

降りる場合はブザーを鳴動させます

トラムはバスと同じで、車内にブザーが備え付けられており、次の停車駅で降りたい場合は、ブザーを鳴らして(またはヒモを引いて)運転手に知らせる必要があります。

したがって、自分の現在地をしっかりと確認しながら乗車する必要があります。乗ったら居眠り…ではなく、案内放送や外の景色・路線図を楽しみながら乗車してください。

ただ、Free Tram Zone内の移動であれば、乗り過ごしてしまったとしても反対向きのトラムに無料で乗車して戻ってくることができますので、乗り過ごしても慌てる必要はありません。ネタとして楽しみましょう(笑)

まとめ

トラムは市内中心部観光に不可欠な足です

メルボルンの市内中心部を観光する際の移動手段として、トラムは必要不可欠です。Free Tram Zone内でのトラム利用には一切運賃がかからないので、市内中心部の観光にはほとんど交通費がかかりません。

仕組みは随分とややこしそうに見えますし、最初は乗り降りが何となく不安に感じられますが、何回か乗ればすぐに慣れると思います。どうしても不安な方は、最初は「City Circle Tram」で観光してみてください。地図を見ながらCity Circle Tramに乗っていれば、Free Tram Zoneに関わる地理感覚が少しできあがるはずです(City Circle Tramの線路内のエリアがFree Tram Zoneなので…)。

Free Tramを有効に活用し、ぜひ現地での滞在をお楽しみください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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