久々の旅行記になりましたが、ANAダイヤ修行として行ったメルボルン旅行の旅行記第8弾。
メルボルン観光の拠点はサザンクロス駅(Southern Cross Station)ですが、サザンクロス駅は空港から離れた場所に位置しています。
今回は、メルボルンのタラマリン空港からサザンクロス駅までバスで移動する方法について紹介します。
目次
前回までの記事
メルボルン修行の概要
第1回
前回
メルボルン空港~市内中心部間の移動手段
バスが最もメジャーな交通手段です
海外の空港~市内中心部間を移動する手段としてメジャーなのが
- 鉄道
- バス
- タクシー
- Uber(アプリで呼び出す白タクのようなもの)
だと思いますが、残念ながら空港には鉄道が発着していないため、この中で最もメジャーな交通手段がバスになります。
バスの名前はSkyBusです。
スカイバス(SkyBus)について
運行ペース=日中は10分に1本
鉄道が発着していないため、バスの運行頻度は非常に高く、
- 日中=10分に1本ペース
- 深夜=15~30分に1本ペース
で運行されています。
空港⇒サザンクロス駅、サザンクロス駅⇒空港のどちらの方向とも同じ運行ペースです。
所要時間=30~45分
道路状況によって前後しますが、所要時間は30~45分です。途中に自動車専用道路を走行しますが、私が乗車したときには往復ともやや渋滞し、40分程度かかりました。
運賃=片道と往復で異なる
運賃は片道と往復とで額が異なります。窓口で購入すると、
券の種類 | 価格 | 片道あたり |
---|---|---|
片道券(One Way) | AU$19.00 | AU$19.00 |
往復券(Round Trip) | AU$36.00 | AU$18.00 |
なお、オンラインで事前購入しておくと、さらにAUD$1ずつ安くなるので、少しでも安く乗車したい場合は、公式ページ上でのオンライン購入もオススメです。
SkyBus乗車の様子(空港→サザンクロス駅)
メルボルン空港のバス停
今回はエアチャイナで国際線ターミナルに到着しました。到着口を出て、右方向に進んで出口を目指します。
SkyBusのトレードカラーは赤。赤の看板を探しながら歩くと、案内表示が見つけやすいと思います。
屋外に出ると、このような景色です。
ちなみに当時は6月。メルボルンでは冬なので寒さを覚悟していましたが、思いのほか涼しいです。ヒートテックにセーターだと少し暑く感じるぐらい。
さて、もう少し進むとデカデカと貼り付けられています、赤い看板が。
「Buy your tickets at the SkyBus booth.」スカイバスのチケットカウンターがこの先にあることが分かります。上にある黒い案内版にも「Skybus to city」の表示があります。
矢印の通りに進むと、バス乗り場とチケットカウンターが見えました。ここのバス乗り場は、第3ターミナル(T3)のバス乗り場という位置付けのようです(ここが到着口最寄りのバス停でした)。
イイですね!2階建てバス、テンションが上がります(笑)(実は私、バス移動が結構好きなんです(笑)国内の高速バス乗車前にもいちいちテンションが上がっています(笑))
チケットを購入
右隣にあるカウンターでチケットを購入しました。
今回は市内⇒空港の戻りの交通手段をスカイバスと決めていなかった(他に交通手段があるかもと期待していた)ので、片道券(One Way)を購入しましたが、結局はスカイバスで戻ってくることになったので、往復券(Round Trip)を購入した方が正解でした。AUD$2(約170円)の損ですね…。上でも述べたとおり、タクシーやUberを使わない限り、バスがほぼ唯一の交通手段になるので、潔く往復券を購入することをオススメします。
さて、手に入れたチケットがこちらです。
特に便・座席は決められていません。乗車直前に係員にチケットを見せると、係員がバーコードを読み取ってチケットの有効性を確認、OKなら乗車という流れです。
いざ、乗車
それでは乗車します。係員にチケットを見せ、そのまま乗り込みます。
日本の空港リムジンは手荷物をトランクで預かってくれますが、ここはセルフで持ち込みます。バスの1階に荷物棚があるので、そこに置くことになります。セキュリティ麺では少々不安が残りますね…。
なお、バスは2階建て以外にも1階建ての2両連結バスがありました。
この場合も、荷物置き場が車内に設けられているので、セルフで持ち込んで荷物を棚に載せるような対応になります。
さて、空港から市内までのバスは2階建てでした。せっかく2階建てバスに乗車したので、2階に上がってみました。
既に一番前の特等席は埋まっていたので、そのすぐ後ろの席に座りました。
このような感じで座席がたくさん並んでいます。写真を撮影したタイミングではガラガラでしたが、最終的には満席になりました。
乗車中はWi-fiが使えます!
私は現地SIMカードを手に入れていたためあまり利用しませんでしたが、バス車内にはVodafoneが提供する無料Wi-fiが飛んでおり、スマホの画面でちょちょっと登録するだけで接続できるようになっていました。(ただし、鍵付きではありませんので、セキュリティ面で不安を感じる場合は利用を避けた方が良いでしょう。)
まず、Wi-fiの選択画面を開き、SkyBus-Free-Wifiを選択します。
すると、ネットワークにサインインするための画面が表示されます。
Terms & Conditionsに同意の上、チェックボックスにチェックを入れて「Connect」をタップすると、次の画面に移ります。
これはアンケート画面です。回答してConnectをタップすると、接続が開始されます。
- 出身国
- SkyBus free city hotel transferのサービスをチケット購入前に知っていたか(※)
- 今日、free city hotel transferのサービスを使うか?あるいは使ったか?
(※)SkyBusは、空港~サザンクロス駅間だけでなく、サザンクロス駅~各有名ホテル間の無料シャトルバスを運行しています。私は有名ホテルには泊まらなかったので利用しませんでしたが、必要に応じて利用してみてください。
試しに少しだけ使って見ましたが、接続は安定しており、速度も比較的高速でした。
出発~サザンクロス駅に到着
バスは出発後、メルボルン空港の別ターミナルで乗車扱いを行い、その後40分ほどでサザンクロス駅に到着しました。T3のバス停が始発のようなので、好みの座席を選んで座りたい場合は、T3のバス停(上の画像で案内したバス停)から乗車するのがオススメです。
到着直前、右の車窓からはETIHADスタジアムが見えました。
バスはそのまま屋根付きのターミナルに入っていきました。
こちらが到着場所の様子です。
すぐ近くにはセブンイレブンがありました。
人の流れについて歩いて行くと、駅の出口まで行くことができました。
そのまま外を目指すと、簡単に駅から出られました。
サザンクロス駅は大きいので、復路の乗車時に備えて、バスの到着場所が駅のどのあたりかを大体覚えておくことをオススメします。
ここからはトラム(路面電車)で散策開始です。詳しくは次回以降に紹介します。
SkyBus乗車の様子(サザンクロス駅→空港)
サザンクロス駅のバス停
サザンクロス駅の出発バス停は、到着バス停のすぐそばです。往路空港→サザンクロス駅到着時に、バス停の大体の位置を覚えておくことをオススメします。
このあたりから駅に入ると、バス停まですぐそばです。
中に入ると、バスターミナル施設があります。
チケットの購入
カウンターでの購入
下の画像の建物のなかにカウンターがあり、そこでチケットを購入できます。運賃はメルボルン空港での購入時と同じです(片道AUD$19)。空港で往復券(Round trip)を購入した場合は、既に復路のチケットが手元にあるはずなので、立ち寄る必要はありません。
今回私はこちらのカウンターではなく、すぐそばにあったセルフキオスクでチケットを購入しました。
セルフキオスクでの購入
空港では見かけませんでしたが、サザンクロス駅→空港のスカイバスのチケット売り場には、下の画像のようなセルフキオスクが設置されていました。クレジット決済専用のようです。
分かりにくくてすみません…。画像半分から右に3台設置されています(うち右2台は使用中です)。もちろん、奥に見えるカウンターでもチケット購入は可能です。
クレジット決済の場合は、このセルフキオスクでもチケットが購入できます。私はサザンクロス駅→空港のチケットはこのセルフキオスクで購入したので、そのときの様子を見てみましょう。
まず、最初の画面がこちら。チケットを販売する気満々の様子が伝わってきますね(笑)
この画面では空港を選択することになりますが、基本的には左側のMelbourne Airportを選択することになると思います。Melbourne Airportをタッチすると、次の画面に変わります。
↑こちらの画面で、「Adult」「One Way(片道。往復の場合はRound tripを選択)」「1(人数)」を選択し、一番下の「Buy now(購入)」をタッチします。
すると、「クレジット決済をしたまえ」の画面表示が出てくるので、パネルの下に設置されているクレジット決済端末を操作します。
日本の端末とそれほど差はないので、クレジット決済の様子をお店で見慣れていれば困ることはないと思いますが、ICチップの入ったクレジットカードの場合は、上の画像のように、端末の下からカードを挿入し、4桁の暗証番号を入力します。ICチップの入っていないクレジットカードの場合は、端末横の溝にカードをスワイプします。
決済に成功すると、画面上でお礼が述べられます(笑)ええ、どういたしまして。
同時に、チケット(まあ、レシートのようなペラペラのやつですが(笑))出てくるので、それを受け取ればOKです。
カウンターで購入しても、こちらの端末で購入しても、特に便や座席の指定はありません。乗車直前に係員にチケットを見せると、係員がバーコードを読み取ってチケットの有効性を確認、OKなら乗車という流れです。
いざ、乗車
チケットカウンターのすぐ近くに出発口があります。
ここを通過して少し歩くと、バス停留所に到着します。
その道中にもセルフキオスクがありました。チケットカウンター付近のセルフキオスクが混雑している場合は、こちらの混雑具合を窺っても良さそうですね。
さて、バス停に着きました。が、このバスは私の到着と同時に出発してしまいました(笑)
係の人にチケットを見せると、「ここで待っててね」と指示され、次のバスが来るまで待機。ちなみにこの奥は別の行き先のバスが出発しているようです。
5分程度で次のバスが入ってきました。1階建て・2両つなぎのバスです。めずらしい車両にテンションが上がります(笑)
残念ながら、車内の写真を撮り忘れていました…。
車内には座席の他、荷物置場が用意されています。大きな荷物がある場合は、荷物置き場を利用し、近くの座席で荷物監視をしつつ移動するのが良さそうです。
乗車中はWi-Fiが使えます
往路メルボルン空港→サザンクロス駅間のバスと同様、車内ではvodafoneのWi-Fiを利用することができました。利用方法は上で説明しているので省略します。
出発~メルボルン空港(T3)到着
バスは約40分でメルボルン空港に到着しました。
降車場所がいくつかあり、自分の利用する飛行機によって降りる場所を決めなければなりませんが、仮に降車場所を間違えても大丈夫です。徒歩でターミナル内を移動できます。
今回、私はエアチャイナ利用だったので、第3ターミナル(T3)で下車しました。一番最初の停留所でした。この停留所は国内線ターミナルと共用になっており、国内線利用者もここで下車します。Domesticという言葉に惑わされて降り忘れないよう注意が必要だと思います。
なお、カンタス航空はその次の第1ターミナル(T1)で下車すれば良いようです。
まとめ
メルボルン観光の拠点はサザンクロス駅です。メルボルン空港~サザンクロス駅間の移動手段として最もメジャーなのはバスで、これ以外には選択肢はほぼ無いと考えて良いと思います(実は路線バスと鉄道の乗り継ぎでも移動でき、その方が安いですが、時間がかかるうえに経路が複雑なので、旅客向けの移動手段ではないと思います)。
幸い、SkyBusの案内は親切だったので、バス停を探すのに苦労したり、乗車にまごついたりすることはありませんでした。車内も快適で、移動時間も30~45分で車窓観光を楽しむにはちょうど良い時間でした。
メルボルン旅行の参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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