羽田空港国内線⇄国際線乗り継ぎ時間は?無料で最短の乗り継ぎ経路を解説。

羽田空港乗り継ぎ乗車票

羽田空港で国際線から国内線、国内線から国際線へ乗り継ぎをする際には、ターミナル間を移動する必要があります。

ターミナル間は離れているので徒歩で乗り継ぐことはできず、

  • バス
  • モノレール(運賃がかかると思っていませんか?無料で乗り継げますよ!)
  • 京急線(運賃がかかると思っていませんか?無料で乗り継げますよ!)

のどれかで移動しなければなりません。

このページでは、羽田空港で

  • 国内線から国際線への乗り継ぎ
  • 国際線から国内線への乗り継ぎ

をされる方に役立つ情報として、

国内線ターミナル~国際線ターミナル間を無料で乗り継ぎする方法と乗り継ぎ時間

を紹介します。

目次

時間優先なら京急・モノレール、楽さ優先なら空港内バスでの乗り継ぎがオススメ

後に詳しく紹介しますが、結論から言えば以下のようになります。

乗り継ぎでおすすめの移動手段

時間を優先するなら京急・モノレールが最適(京急の方が所要時間が短いことが多い気がしますが、待ち時間によってはほぼ同じ)。

歩くのがしんどい場合は、少々時間がかかりますが、空港内の連絡バスが最適。

これを踏まえ、私が毎回利用しているのは京急線またはモノレールです。出発時間が近い方を使っています。

それではそれぞれの詳細を見ていきましょう。

羽田空港国内線⇄国際線の乗り継ぎ方法

羽田空港の国内線ターミナル~国際線ターミナル間を移動する際、無料で利用できる交通手段は、主に次の4つです。

羽田空港国内線~国際線ターミナル間の無料アクセス方法
  • 無料循環バス(空港外)
  • 無料循環バス(空港制限区域内)
  • 京急線
  • 東京モノレール

京急・モノレールだと運賃が発生するとお考えの方も多いようですが、無料で利用できる方法がありますので、後ほど解説しますね。

羽田空港国際線⇄国内線の乗り継ぎ時間

国際線→国内線ターミナルまでの所要時間

<国際線ターミナルから国内線第2ターミナルまで>

交通手段 所要時間
無料循環バス(空港外) 7分
無料循環バス(空港内) 10分~
京急線 2分+α(ホームからの移動)
東京モノレール 最短5分+α

※待ち時間は含んでいません。

<国際線ターミナルから国内線第1ターミナルまで>

交通手段 所要時間
無料循環バス(空港外) 10分
無料循環バス(空港内) 10分~
京急線 2分+α(ホームからの移動)
東京モノレール 最短3分+α

上の2表から、どちらも無料循環バスよりも京急線・東京モノレールの方が所要時間が短いことが分かります。

国内線→国際線ターミナルまでの所要時間

逆方向についても見てみましょう。待ち時間は含んでいません。

<国内線第2ターミナルから国際線ターミナルまで>

交通手段 所要時間
無料循環バス(空港外) 8~9分
無料循環バス(空港内) 10分~
京急線 2分+α(ホームからの移動)
東京モノレール 最短5分+α

<国内線第1ターミナルから国際線ターミナルまで>

交通手段 所要時間
無料循環バス(空港外) 5分
無料循環バス(空港内) 10分
京急線 2分+α(ホームからの移動)
東京モノレール 最短3分+α

どちらも無料循環バスよりも京急線・東京モノレールの方が所要時間が短いことが分かります。

というわけで、まずは鉄道を利用した乗り継ぎについて解説します。

ここにタイトル

羽田空港で国際線ターミナル~国内線ターミナル間を最短で移動できるのは京急線・東京モノレール。

羽田空港国際線⇄国内線の最短移動は京急線

ホームまで少々歩きますが、乗車時間は圧倒的最短

京急線で国内線・国際線ターミナル間を移動する場合、

  • 羽田空港国内線ターミナル駅
  • 羽田空港国際線ターミナル駅

間を移動しますが、駅が隣接しているので乗車時間はほんのわずかです。

京急利用のメリット
  • 国内線・国際線ターミナル駅が隣接しており、乗車時間がたったの2分
  • 無料で乗車できる(方法は後述)
  • 屋外に出ないので、暑さ・寒さと無縁
  • エレベーター・エスカレーターでバリアフリー
京急利用のデメリット
  • ホームまでの移動距離がやや長い
  • 本数が少なく、待ち時間が5分以上発生することがある
  • ずっと地下なので景色は楽しめない

羽田空港国際線⇄国内線の乗り継ぎはモノレールでも無料で早い

京急線で移動する際のデメリットが

本数が少ないので、待ち時間が多く発生しやすい

という点でした。

その点、東京モノレールは京急線より(若干)本数が多いので、駅での待ち時間は短くてすむケースが多いです。

東京モノレール利用のメリット
  • バスに比べると乗車時間が短い
  • 無料で乗車できる(方法は後述)
  • エレベーター・エスカレーターでバリアフリー
  • 京急より本数が若干多く、駅での待ち時間が短くてすむケースが多い
  • 京急よりはホームまでの距離が近いので、歩く距離が短くてすむ
  • 一部区間は地上を走行するので、京急よりは景色を楽しめる
東京モノレール利用のデメリット
  • バスよりは本数が少ない
  • 普通列車だと、乗車時間がやや長くなる(バスよりは短いが、京急よりは時間がかかる。)
  • 国際線ターミナル駅は屋外(屋根はある)なので、暑さ・寒さが弱点。

羽田空港乗り継ぎ時に京急・モノレールを無料で利用する方法

京急線・モノレールとも通常は有料です

京急線・東京モノレールは羽田空港と都心を結ぶ路線で、空港に向かう人・空港から出る人の多くが利用しています。

どちらも乗車には運賃がかかります。たとえ国内線ターミナル~国際線ターミナル間の移動であっても、通常は運賃が発生します

それが、以下の方法を使えば、無料で乗車可能です。

国内線⇔国際線の乗り継ぎ利用者限定で無料に

  • 国内線ターミナルに到着し、国際線ターミナルから出発する人
  • 国際線ターミナルに到着し、国内線ターミナルから出発する人

は、京急線・東京モノレールでターミナル間を無料で移動することができます。

(実はこのシステム、全然告知されておらず、知らない方が大勢いらっしゃいます。もっとプロモーションをかける必要があると思うのですが…)

無料で乗るために必要な手続き

京急線・東京モノレールとも、

到着階案内カウンターまたは各路線の有人窓口

で以下搭乗券のセットを提示してください。

  • 羽田着の国内線搭乗券+羽田発の国際線搭乗券
  • 羽田着の国際線搭乗券+羽田発の国内線搭乗券

提示すれば、無料乗車用のチケット「乗り継ぎ乗車票」を受け取ることが出来ます

羽田空港乗り継ぎ乗車票

無料乗車用のチケットは京急線・東京モノレールとも共通のフォーマットになっているようです。

東京モノレールで無料の乗り継ぎを使ってみました

「国内線第2ターミナル(ANA利用)で到着し、東京モノレールで国際線ターミナルに移動」

したときの様子を紹介します。

到着階案内カウンターで乗り継ぎ利用であることを証明する

私は到着階案内カウンターで「乗り継ぎ乗車票」を受け取れることを知らなかったので、東京モノレール羽田空港第2ビル駅の有人窓口で手続きを行いましたが、結論としては問題なく乗り継ぎ乗車票を受け取ることができました。

有人窓口では

  • 羽田着の国内線搭乗券+羽田発の国際線搭乗券

を提示しました。私の場合、国内線はANAカード(非接触型IC)で搭乗し、国際線は搭乗券未発券だったので、手元にチケットはありませんでしたが、ANAアプリの予約一覧画面を見せて乗り継ぎ利用であることを説明したところ、問題なく理解してもらえました。

そして、こちらのチケット「乗り継ぎ乗車票」をもらいました。

羽田空港乗り継ぎ乗車票

東京モノレールを利用する場合は、このチケットで入構します。

国際線ビル駅に到着したら、有人改札の職員にこのチケットを手渡して通過すれば良いと説明を受けました。

「乗り継ぎ乗車票」を見る限り、京急線でも同じ様式を利用するようですが、京急線では専用のきっぷと交換し、自動改札機を利用するようです。

モノレールに乗る

あとは普通にモノレールに乗るだけです。普通・区間快速・空港快速のどれに乗車しても国際線ビルに行くことができます。

ちなみに、進行方向前寄りの車両に乗車しておくと、国際線ビル駅で階段・エスカレーター・エレベーターが近くて便利です。

改札口で有人改札の職員にチケットを手渡し、通過

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このチケットでは自動改札機を通過できないので、有人改札の職員にチケットを手渡します。手渡したところ、「あっ、どうぞ~~~」とすぐに通してもらえました。

無料で乗車する手順
  1. 空港の案内カウンターで、国際線⇄国内線の乗り継ぎだと分かる搭乗券を提示する。
  2. 乗り継ぎ乗車票を受け取り、各路線の有人窓口に提示して改札を通過(京急線では、自動改札を通過できる切符に交換してもらいます。)
  3. あとは普通に乗車する。

さて、ここまでが鉄道を利用した乗り継ぎ方法。

続いてはバスを利用した乗り継ぎです。

羽田空港国際線⇄国内線の乗り継ぎで外のバスを利用する

4分に1本!本数の多さが魅力の無料連絡バス

羽田空港では、ターミナル間の無料連絡バスが運行されています緑色のバスです

羽田空港無料連絡バス

このバスは深夜時間帯でなければ4分に1本運行されています。

後に紹介する空港内の連絡バスよりも圧倒的に本数が多いので、健脚ならばこちらのほうが便利です

所要時間は5~10分と京急・モノレールよりもかかりますが、京急・モノレールで待ち時間が発生するのがイヤな方にはおすすめ。

空港外の無料連絡バス利用のメリット
  • とにかく本数が多い(4分に1本)ので、待ち時間が少ない
  • 無料で乗車できる
  • 乗り場が空港出口から近いので、京急・モノレールよりも歩く距離が短くてすむケースが多い
空港外の無料連絡バス利用のデメリット
  • 混雑して乗り切れないことがある
  • 低床デザインだが、足が不自由だと乗り降りで段差を越えなければならない。
  • 電車よりも乗車時間が長い。(乗降ターミナルによって変わるが、5~10分程度)

国際線ターミナルから国内線第2ターミナルまで移動してみました

国際線ターミナルから国内線第2ターミナルまでの移動で利用したときの様子を簡単に紹介。

国際線ターミナルでは、ターミナル1階を出てすぐの場所に乗り場があります。

羽田空港無料連絡バス乗り場

早朝5時頃でしたが、4分に1本の運行なので、待たずにバスに乗り込めました。

走行ルートはこんな感じ。国際線ターミナルから国内線第2ターミナルを経由し、第1ターミナルまで運行。その後は再び国際線ターミナルまで向かいます。

羽田空港無料連絡バス

ぐるっと回るので、やはり鉄道よりは時間がかかりますが、鉄道が動いていない時間帯だったので、バスの運行は助かりました。

国際線ターミナルから国内線第2ターミナルまではおよそ7~8分での到着、第1ターミナルまではおよそ10分の到着でした。

羽田空港国際線→国内線の乗り継ぎで空港内のバスを利用する

(注)この項では「国際線→国内線」のターミナル連絡バスについて説明しています。逆方向「国内線→国際線」のバスは次項で解説しています。(なぜなら、「国際線→国内線」の場合はANA・JALとも同じ要領でのバス利用になりますが、逆の「国内線→国際線」ではANAとJALで勝手が異なるからです)

先ほどの緑色のバスは空港の外に出て乗車するバスですが、空港内(制限エリア内)を走行するバスでもターミナル間を移動できます。

空港内の無料連絡バス利用のメリット
  • 歩く距離が短くて済む
  • 無料で乗車できる
  • 制限エリア内、空港内を走るので、飛行機好きには楽しい景色
空港内の無料連絡バス利用のデメリット
  • 本数が少ない
  • 乗車時間が長い(10~20分)
  • 混雑して乗り切れないことがある
  • 預け荷物がある場合は、国際線ターミナルの手荷物カウンターで荷物を預けておかなければならないが、そのカウンターが混雑しやすい。
  • 低床デザインだが、足が不自由だと乗り降りで段差を越えなければならない。
  • 同日中に国内線⇄国際線の乗り継ぎがある場合にしか使えない(今日国内線で羽田に到着し、明日に国際線へ乗り継ぐ、といったシチュエーションでは利用できない)。

空港内バスの利用方法と乗り継ぎ時のルート

国際線から国内線に乗り継ぐ場合は、国際線の到着ロビーに出てすぐ右折し、国内線乗り継ぎ保安検査を受けます

下の図の青い矢印に沿って進み、赤い★の場所で保安検査を受けます。

もちろん、国内線に搭乗できる搭乗券やIC、バーコードが必要です(海外空港で発券した国内線搭乗券でも通過可能です)。

羽田空港無料連絡バス

通過したらエスカレーター・エレベーターで1階へ下り、自分が利用するターミナル(第1ターミナルor第2ターミナル)に応じて、バスを待ちます。

本数が少ないので、待ち時間が発生することが多いです。

降りるバス停をしっかりチェックして!

なお、第1ターミナル・第2ターミナルともバス停が複数あります。JALで第1ターミナルを利用する方は、行き先によって降りるバス停を判断できますが、ANAの場合は行き先だけで降りるバス停を判断することができません。

ANAを利用する場合、保安検査場で発行されたレシートに国内線の搭乗口が記載されていますので、搭乗口の番号に応じて降りるバス停を判断してください。

預け荷物がある場合は、臨機応変に対応を。

預ける手荷物がある場合、国際線到着ロビーで再度手荷物を預けてから国内線へ乗り継ぐ方がラクですが、この手荷物カウンターはカウンター数が少ないせいか、かなり混雑するようです

手荷物を持ったままバス移動できるのであれば、ここで手荷物を預けずに別の手段で国内線ターミナルまで移動し、国内線ターミナルの手荷物チェックインを利用した方がスムーズなケースが多いです。

時間にあまり余裕がない場合は、空港内バスの利用を諦めて別手段で国内線ターミナルに移動するなど、臨機応変な対応が求められます。

羽田空港国内線→国際線の乗り継ぎで空港内のバスを利用する(ANAのみ)

(注)以下で紹介する方法はANAでのみ有効な方法です。

出発空港で乗り継ぎ乗車票を受け取る

ANAを利用して国内線第2ターミナルへ到着し、国際線に乗り継ぐ場合には、空港内のバスでターミナル間を移動することができます。

空港内の無料連絡バス利用のメリット
  • 歩く距離が短くて済む
  • 無料で乗車できる
  • 制限エリア内、空港内を走るので、飛行機好きには楽しい景色
空港内の無料連絡バス利用のデメリット
  • 本数が少ない
  • 乗車時間が長い(10~20分)
  • 混雑して乗り切れないことがある
  • バスは低床デザインだが、足が不自由だと乗り降りで段差を越えなければならない。
  • 同日中に国内線⇄国際線の乗り継ぎがある場合にしか使えない(今日国内線で羽田に到着し、明日に国際線へ乗り継ぐ、といったシチュエーションでは利用できない)。

サービス名は「ANA HANEDA CONNECTION」です。ただの国際線への乗り継ぎバスですが…(笑)

利用方法は簡単で、国内線の出発空港で国際線のチェックインまで済ませると、下の画像のような

ANA国際線乗り継ぎバス乗車票

をもらうことができます。

ANA国際線乗り継ぎバス乗車票

このチケットと、国際線の搭乗券を国内線第2ターミナル到着後のコンコースにある「国際線乗り継ぎ」と表示されたカウンターで提示すれば、バス乗り場まで案内してもらえます。

ANA国際線乗り継ぎバス乗り場

(しばしば出発空港で乗り継ぎバス乗車票の交付を忘れられますが、事情を説明すればちゃんとバスに乗せてもらえますのでご安心を…。)

しかしこのバス、日中でも時間帯によっては20分に1本しか運行されていません。本数が少ない時間帯は空港外のバスや鉄道を使った方が早く移動できることが多いです

ANA国際線乗り継ぎバス時刻表

羽田空港での国際線⇄国内線の乗り継ぎ移動方法まとめ

羽田空港で国内線⇔国際線の乗り継ぎをする際の交通手段として、

  • 京急
  • モノレール
  • 空港外のバス
  • 空港内のバス

を利用する方法について説明してきました。

所要時間面で一番効率的であることを踏まえると、私のおすすめは京急・モノレールです。

国内線⇔国際線の乗り継ぎであることを窓口で証明すれば、いともあっさりと無料で利用することができます。ご存知でなかった方は、次回からターミナル間移動手段の選択肢にぜひ入れてみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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