クアラルンプールでの人気観光地の一つ、チャイナタウン。
チャイナタウン周辺には美味しいグルメ、観光地が散在しています。
このページでは、クアラルンプールで一番のターミナル駅であるKLセントラル(KL Sentral)からチャイナタウンへの行き方と、私が体験したチャイナタウンでのグルメ、観光地の様子を紹介します。
おすすめの食事・グルメ・レストランと注文の仕方も紹介しています。チャイナタウンに行く予定の方、必見ですよ!
目次
クアラルンプールのチャイナタウンへの行き方
KLセントラルから1駅北というアクセス抜群の場所
クアラルンプールに旅行に行くと、恐らく一度は利用することになるターミナル駅「KLセントラル(KL Sentral)」駅。
クアラルンプール国際空港から直行の特急列車も通っています。直行列車の使い方はこちらの記事で解説しています。英語力に自信が無くても、切符の買い方まで丁寧に解説しています。
チャイナタウンはそのKLセントラル駅から電車で1駅の場所にあります。
最寄りの駅名は
Pasar Seni(パサール・スニ)駅
です。駅名はしっかりと覚えておいてください。とても大事です。
電車でほんの2分程度で到着する、アクセス抜群の場所です。
KLセントラルからRapid KLに乗車し、北方向へ
KLセントラルはさすが大規模ターミナル駅。複数の路線が運行されています。
チャイナタウンへ行くのに利用するのは、その中の
Rapid KL(ラピッド・ケーエル)のKelana Jaya Line
です。こちらの画像がRapid KLの改札の様子です。
近くには別の路線「KTM Komuter」の改札もあります。間違えないようにご注意ください(下の画像がKTM Komuterの改札で、大きくKTM Komuterと表示されています)。
Rapid KLの電車切符の買い方と乗り方
券売機で切符を購入します。少額紙幣・小銭を用意して!
さあ、いよいよ券売機で切符を購入します。英語が苦手な方にとってはこれが少々の難関かもしれませんが、行き先の駅名さえ覚えておけば大丈夫。
その前に、お財布の中に高額紙幣しか入っていない方は、近くの窓口で両替してください。10リンギット以下の紙幣が必要です。
窓口で高額紙幣を出して、
「I’d like to change this to smaller bills.」
と言えばOK。もし難しければ
「スモーラー ビルズ、プリーズ。」
でも十分通じますよ。
もし両替が怖ければ、近くのマクドナルドで飲み物を買って、紙幣を出せばOKです(笑)おつりがもらえますので。
券売機ではLRT Kelana JayaのPasar Seni行きを買う
最初にポイントをまとめておきます。後ほど詳しく説明しますが、人によってはこのまとめだけで買えるのではないかと思います。
- LRT Kelana Jayaのボタンをタッチ
- 行き先の駅名「Pasar Seni(パサール・スニ)」を選択
- お金を投入
- 切符(青いコイン)とおつりを受け取る
詳しく見ていきましょう。
券売機の前に立つと、このような画面が表示されます。この画面が最難関です。
左から2番目の「5 LRT Kelana Jaya」のボタンをタッチしてください。これを間違えると大変です。
ちなみに上の画像ではマレー語表示になっています。私、当時は気付かずこのまま操作していましたが、左上にEnglishのボタンがあったんですね(笑)
ちなみに私はマレー語を全然知りませんが、行き先の駅名さえ知っているだけでノリで購入できました(笑)
さて、Kelana Jayaを選択したら、行き先の駅名を選択する画面に移ります。
ここで、頑張って「Pasar Seni(パサール・スニ)」を探して選択してください。KL Sentralの隣にあります。
これが選択できれば、あとはお金を投入して切符を受け取るだけです(すみません、画面の画像はここまでしか撮影できていません)。
切符はこんな青いコインです。
改札を通過して右側のエスカレーターで上に上がる
KL Sentral駅のRapid KLの改札口は一つだけです。
先ほどの青いコインを自動改札機の赤いエリアにタッチすれば、改札を通過できます。
ちなみに、電車を降りて改札を出るときには、コインの投入口にコインを入れたらOKです。
KLセントラルで改札を通過したら、
右側のエスカレーターで上に上がってください。(←超大事)
左側だと逆方向の電車に乗ってしまいますので。
電車に乗って一駅で降りる。車内は飲食禁止
電車が来たら、普通に乗り込みます。
車内は冷房ガンガンですが、今回は一駅なので十分ガマンできると思います。長時間乗る場合は、長袖必須ですよ!
また、車内は飲食禁止です。持ち込んだペットボトル飲料をうっかり飲んでしまわないようにご注意を。
出発すると、ほんの2分ぐらいでチャイナタウンの最寄り駅、Pasar Seni(パサール・スニ)駅に到着です。一駅だけです。出口は右側。
Pasar Seni駅は高架上の駅です。
電車から降りたら階段を下りて駅から出てください。
これでチャイナタウンまではもうすぐです。
ちなみにですが、チャイナタウンでは格安宿が多く営まれています。
今回私が泊まったのは、Raizzy’s Guesthouseというゲストハウス。チャイナタウンまでは徒歩1分という最高の立地でした。
Raizzy’s Guesthouseについての詳細はこちらの記事をご覧ください。1泊813円で滞在しています。
Pasar Seni駅からチャイナタウンへの行き方
路線バスのロータリーを抜けて二つめを左、しばらく行くと右側にチャイナタウン
駅を出た後の移動についても簡単に。
先ほど乗っていた電車の進行方向右側にチャイナタウンがあります。
「川と反対側に進めば良い」と思っておけばOKです。
駅を出て右へ向かうと、路線バスのロータリー(屋根が付いているあまり大きくないロータリー)があります。
駅を背中にして、そのロータリーを抜けてください。抜けた景色がこれであれば正解。
この通りをまっすぐ進み、1つ目の角を左に曲がります。
すると、車通りが若干多いちょっとオシャレな通りになります。
この通りをしばらく進むと、左側にヒンドゥー寺院(スリ・マリアマン寺院)が現れます。
これを左に見ながらしばらく進むと、右側にチャイナタウン入口が現れます。これで到着です。
チャイナタウン治安は?露店の品は偽物?
夜も歩きましたが、治安は悪くなさそう。ただ、盗みに注意。
さきほどの画像は昼間のものですが、人通りが多いのがお分かりいただけると思います。
日が沈んだ後も歩きましたが、観光客・地元民問わず人通りが多いので、物騒な感じは特にありませんでした。
早朝、まだお店があまり開店していない時間帯もそれほど物騒な感じはありません。
ただ、時間帯を問わずスリ・ひったくりには警戒しておいた方が良いと思います。
露店には高級ブランドのバッグや時計が陳列
露店や通行人で少しごみごみした印象ですが、栄えています。
このように屋外になっている通りと、(写真はありませんが)アーケード付きの通りがあります。
お店では、
- ブランド品(ホンモノかどうかは知りませんよ?(笑))
- 食品・食材・料理
などが取り扱われています。偽物かな…。
チャイナタウンでおすすめの食事・レストランを紹介
クアラルンプールに来て中華料理食べるなんて、バカ?
チャイナタウンで食事するとなると、食べるのは中華料理です。
「わざわざクアラルンプールにまで来て、なんで中華料理なんか食べるの?」
って思われるかもしれませんが、海外のチャイナタウンを甘く見てはいけません(笑)
チャイナタウンはいまやさまざまな国にありますが、しっかりと現地向けのアレンジが施されているんです。
だから、マレーシアで食べる中華料理は、マレーシア人向けの中華料理。日本で食べる中華料理とは全然違います。
ぜひ食べてみてください。普段食べる中華料理との違いが見えて面白いですよ。
何店舗か巡ってみたので、おすすめを紹介します
チャイナタウンには何度か訪れました。
何店舗かめぐってみましたので、おすすめの食事・レストランを紹介していきますね。
- 金蓮記
- 南香飯店のチキンライス
- 冠記のワンタンミー
- KEDAI KOPI LAI FOONGのアサリ麺(ララ・ヌードル)
汚いお店・屋外のお店は苦手なアナタには金蓮記。チャーシュー飯と麺が美味しい。
金蓮記の場所と入り方
「屋外にあるお店は衛生的にちょっと避けたいな…」
というアナタにオススメのお店が「金蓮記」です。チャイナタウンのちょうど中央付近にあるお店です。
外の店員に声をかけると、2階に上がるよう言われたので、そのまま階段で上へ上がりました。比較的きれいな店内で、冷房も効いています。
叉焼飯とホッケンミーを食べました。どちらも美味しい。
メニューを渡されますが、品数が多くて全然決まりません(笑)オススメをきいてみると、
- 福建麺「ホッケンミー」(RM8.50)
- 叉焼飯「チャーシューファン」(値段を忘れました…)
の2つをピックアップしてくれたので、そのままその2つを注文しました。チョロい客ですね(笑)
まず出てきたのは叉焼飯。ちょうどこの日の昼にもマラッカでも食べたので、本日2回目の叉焼飯です。
美味しかったですが、マラッカで食べた屋台の叉焼飯の方がタレがたくさんかかっていて、味もおいしかったかな…。
ちなみに昼にマラッカで食べた叉焼飯はこちら。値段もこちらのほうが安かったです。
マラッカについての記事はこちら。
続いて福建麺(ホッケンミー)。この金蓮記で一番の名物メニューなんだとか。出てきたものはこちら。
見た目はイモムシ……。うどんのような麺です。
黒いので見た目で引いてしまいそうですが、食べてみると予想以上にコクがあって美味しいです。しょっぱそうですが、それほど塩は効いていません。
2品食べて、しっかり満足しました。
チャイナタウンのチキンライスの定番「南香飯店」
南香飯店の場所と入り方
チャイナタウンの東の方にあります。駅から歩いて10~15分ぐらいです。
外観はこんな感じ。ここも屋内なので、衛生面についてはそれほど問題なさそうです。なさそうなだけですが…。
チキンライスが定番メニューです
日本でチキンライスというと、赤いケチャップ和えのチキンライスを想像すると思いますが、東南アジアでは全く別の料理です。
- 柔らかく調理したチキンに醤油ベースのソースをかけたもの
- チキンの出汁で炊いたごはん
がチキンライスです。この写真ではそれに加えてチキンスープも出てきています(頼んだ覚えはないのですが、セットなのかな…)。
お値段も安くて美味しいんです。
2回訪れましたが、1回目は普通にチキンライス(スチーム)を注文。スープは勝手に付いてきたのか、自分で頼んだのか…よく覚えていません…。
柔らかく蒸し上げられたチキンにサッパリ目の醤油ベースのタレ。この相性が貯まりません。いくらでも食べられそうなんです。
テーブル上には、
- チリソース(意外に辛くありません)
- 黒い甘いタレ
- ショウガ
が置かれています。混ぜてチキンにつけて食べると、これまた美味しいんです(写真はチリソースだけしかありませんが…)。
これはハマりますよ!ぜひ食べてみてください。
ちなみに2回目の来店時はスチームチキンとローストポークのライスを注文しました。
これも美味しかったですが、やっぱりチキンだけ頼むのが正解かな?(笑)
チャイナタウン冠記のワンタンミー。お店は汚いけど味はGood!
ワンタンミーはこんな料理!
ワンタンミーとはワンタン麺のこと。ミーは麺のことです。おそらくイメージとは違う料理です。
場所と店内の様子
場所はチャイナタウンの東寄り、フードコート内にあります。
フードコートの様子です。入口から見て右側に「冠記」のカウンターがあります。
フードコートに行く場合は、ウエットティッシュを用意しておきましょう。
手・机・お箸・食べ終わったあと油にまみれた口の周りを拭くのに重宝します。
冠記でワンタンミーを頼む。注文方法は?
注文してから食べるまでの流れをまとめるとこのようになります。
- カウンターで「ドライワンタンミー」と注文
- 席に座って料理の出来上がりを待つ
- できた料理はお店の人が席まで持ってきてくれる
- 料理を受け取って、お金を払う(高額紙幣はやめましょう。)
- 食べ終わっても食器は返却しない。
詳しく見ていきましょう。
先ほどのカウンターで注文します。
先ほど乗せた写真のワンタンミーを食べたい場合は
「ドライ ワンタンミー」
と注文してください。
注文したら、空いている席を探して座ります。お水はありませんので、自分で持っていくか、フードコート内のお店で買ってください。
料理が出来上がると、お店の人が席まで持ってきてくれます。2回行きましたが、2回とも足が弱ったおじいちゃんが持ってきてくれました。なんか、申し訳ない…。
料理を受け取るタイミングでお金を支払います。高額紙幣はなるべく使わないでくださいね。
さて、出てきた料理はこちら。(さっきと同じ写真です(笑))ワンタンミーですが、ワンタンスープと麺が別々のプレートなんです。
まず麺を一口。見た目は焼きそばですが、味は焼きそばとまったく違います。
少し塩気の効いたソースと香ばしい油の香りがたまりません。日本では体験したことのない味ですが、クセがなくてスゴく美味しい。ハマる。
しかしながらこの麺、食べていると口の周りが油まみれになります。そこで油を洗い流すがごとく、ワンタンスープを一口。
スープは塩気が強め。人によってはしょっぱいと感じるかもしれませんが、麺との相性は抜群。美味しいです。
肉の入ったワンタンも美味しくいただきました(^^)
これはハマります。写真を見ていたらまた行きたくなってきます(笑)
食べ終わったら食器はそのままにして帰りましょう。
(注)気を利かせて食器を運んだりしないように。現地の人の仕事を奪っているとみなされ、白い目で見られかねませんよ!そういう文化なんです。
KEDAI KOPI LAI FOONGのピリ辛アサリ麺は私の一番のお気に入り。
アサリ麺(ララ・ヌードル)はこんな料理
まず、アサリ麺のことをララ・ヌードルといいます。ララがアサリ。現地ではミー・ララと呼んだりもします。ミーは麺のことです。
アサリ麺って言われてもなかなかイメージがわかないと思います。こんな料理です。
アサリの下に細い米粉の麺が隠れています。これがとにかくウマイんです。チャイナタウンのグルメの中で、自分はこれが一番気に入りました。
KEDAI KOPI LAI FOONGの場所
アサリ麺が食べられるのは、チャイナタウンの北のほうにあるフードコート。チャイナタウンのメイン街から少し出た場所にありますが、駅から歩いて5分程度です。
下の画像のオレンジの建物の1階部分がそのフードコートです。
いつくもの調理ブースがあり、それぞれの調理ブースでは別々の料理が作られています。
アサリ麺を調理しているブースは、看板にLala Noodleと書かれています。フードコートの中央付近にあります。
フードコートに行く場合は、ウエットティッシュを用意しておきましょう。
手・机・お箸・食べ終わったあと油にまみれた口の周りを拭くのに重宝します。
アサリ麺(ララ・ヌードル)を頼む。注文方法は?
注文してから食べるまでの流れをまとめるとこのようになります。
- 座る席を確保(結構混んでいます。)
- Lala Noodleの調理ブースでスタッフに「ララ・ヌードル」と注文
- 席に座って料理の出来上がりを待つ。
- できた料理はお店の人が席まで持ってきてくれる
- 料理を受け取って、お金を払う(高額紙幣はやめましょう。)
- 食べ終わっても食器は返却しない。
いちばん難しいのはアサリ麺の調理ブースを探すことかもしれませんが、店内で席を確保したら「Lala Noodle」と書かれた看板を探してください。フードコートの中央付近にあるお店です。
注文したら席に座って、料理の出来上がりを待ちます。出来上がった料理はお店の人が持ってきてくれます。
料理を受け取るタイミングでお金を支払います。私が食べたときは10リンギットで約270円。高額紙幣はなるべく使わないでくださいね。
食べ終わった食器はそのままにしてフードコートを後にします。
(注)気を利かせて食器を運んだりしないように。現地の人の仕事を奪っているとみなされ、白い目で見られかねませんよ!そういう文化なんです。
ヒンドゥー寺院のスリ・マリアマン寺院を観光。おまけ。
スリ・マリアマン寺院はヒンドゥー教の寺院で、チャイナタウンのすぐそばにあります。クアラルンプールでも有名な観光地になっているので、チャイナタウンに行ったついでに立ち寄りました。
スリ・マリアマン寺院の場所
Pasar Seni駅から歩いて3分程度です。チャイナタウンのすぐ近くにあるので、チャイナタウンに行ったときにはぜひ立ち寄ってみてください。
スリ・マリアマン寺院の外観
とにかく特徴的です。ヒンドゥー教は多神教なので、建物の外に神様が一杯祀られているんでしょうか。
少し近づいてみると…。
3~4階建ての建物と同じぐらいの高さでした。
内部
あまり撮影しない方が良いと思ったので、少し遠目から内部を。
中でポーズを取っている女性がいるのを見ると、何だかんだで写真撮影してもOKそうですね(笑)
作法。靴は脱いでくださいね!
ヒンドゥー教の寺院の多くはそうですが、基本的には裸足にならないと入れません。この寺院も例に漏れず、みなさん裸足で中に入っていました。
脱いだ靴は有料で預かってもらう場所があります。
入口に向かって左に進んでいくと…
ここで靴を預かってもらいます。0.2RMを支払います。少額なので小銭で支払えるようにしておいた方が良いでしょう。
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最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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