クアラルンプールのバスターミナルTBSからKL Sentral方面まで電車での行き方

クアラルンプールのバスターミナル「TBS」からクアラルンプール中心部（KL Sentral）へ電車で移動する方法を紹介します。

TBSからクアラルンプール中心部までの電車

鉄道駅（Bandar Tasik Selatan駅）への接続

このTBSは、Bandar Tasik Selatan駅と通路（屋外ですが、屋根付きです）で繫がっています。TBSの３階が渡り廊下への出入口です。

３路線の駅が通路でつながっています

TBSと通路で繫がっているBandar Tasik Selatan駅には３路線が通っています。

どれを使ってもKL Sentralまでアクセスできます。最速はKLIA TRANSITですが、運賃も他２つと比べてお高めです（と言っても日本よりは安いですが…）。

TBS側から

1. KLIA TRANSIT（手前の青い線）
2. KTM Komuter（真ん中の赤い線）
3. Rapid KL（奥の黄色い線）

という配置になっています。

ちなみにこの写真で走っているのは１のKLIA TRANSITです。これを使えば、空港まで１本、KL Sentralまで１本でアクセスできます。

それでは、具体的に各路線について説明していきます。

KLIA TRANSITなら最速でKL Sentralへ

ピンクの看板が目印

一番TBS寄りにあるのがKLIA TRANSITの駅です。

通路から下の階へ下りると（赤い線）、駅の入口に向かうことができます。ここでそのまま通路を直進すると（青い線）、残りの２路線の駅に辿り着きます。

階段だけでなく、エレベータもあるのでご安心ください。

下のフロアへ下りたらすぐに駅です。

KL Sentralまでの運賃は他路線よりも高め

駅には自動券売機と有人カウンターがありますが、自動券売機で切符を買うと、10％割引で乗車できます。

これが自動券売機の様子です。この左に有人カウンターがあります。

試しにKL Sentralまでの運賃を調べると…

6.50RMです。（当時１RM＝約25円だったので、約160円）

この自動券売機はクレジットカード払い専用です。小額紙幣がないと利用できない他路線の券売機よりはある意味便利かもしれません。

KTM Komuterは安く１本でKL Sentralに行ける

駅の場所

続いて、KTM Komuter（下の写真の赤い線）の駅を見てみます。TBSから駅方面の渡り廊下をひたすら進むと、このような場所に辿り着きます。

上の画像で

• 黄色い線の方向へ行く＝KTM Komuter
• 青い線の方向へ行く＝Rapid KL

という配置です。

KTM Komuterの駅方向へ行くと、券売機があります。

今回の行き先はPasar Seni駅、KTM Komuterは通っていない駅です。ただ、KTM Komuterを使えばKL Sentralまではいけるので、試しに運賃を調べてみました。

行き先を路線図から選択するだけでOKです。探すことさえできればそれほどまごつきどころはなさそうです。

KL Sentralまでの運賃は当時2.40RM（約60円）です。先ほどのKLIA TRANSITが6.50RMですから、半額以下です。

KLIA TRANSITの方が早くKL Sentral駅に到着するので、その分運賃が高めになっているようです。

小額紙幣が必要です！！

この券売機ではクレジットカードは使えません。小額紙幣を持っていない場合は窓口で両替を依頼してください。

Rapid KLならKLCCやチャイナタウンに行きやすい

駅の場所

最後に、Rapid KL（下の写真の黄色い線）を見てみます。私はKL Sentralより少しだけ先にあるチャイナタウンに向かうため、今回これに乗りました。下の写真の黄色い路線です。

自動券売機で切符を購入する方法

切符売り場の様子がこちらです。

券売機の画面がこちらです。

Rapid KLは、鉄道以外にもモノレールやバスなどのサービスも展開しており、一番最初に

「目的地はどの路線の駅か」を選択する必要があります。

従って、

自動券売機を利用する前に、自分が向かう駅が何線なのかをチェックしておきましょう。

今回私が目指すPasar Seni駅は、左から２番目の「Lakuan Kelana Jaya」線だったので、タッチして選択します。

すると、Lakuan Kelana Jaya線の駅名がずらりと表示されるので、自分の目指す駅を探してタッチします。

選択すると、運賃情報が表示されます。

Pasar Seni駅までRM3.50（約90円）です。KLIA TRANSITのRM6.50に比べればうんと安いですね。

ちなみに、自分は気付かずにマレー語のままノリで操作していますが(笑)、英語表示モードも用意されており、Englishボタンを押せば英語で案内してくれます。

小額紙幣が必要です！！

この券売機ではクレジットカードは使えません。小額紙幣を持っていない場合は窓口で購入する必要があります。

乗車方法

券売機から出てきたコインを使って自動改札機を通過します。

改札機にはこのような赤いエリアがあり、ここにコインをタッチします。

こういった具合ですね。最初は不安かもしれませんが、これでちゃんとゲートが開きますから、自信をもって通過してください(笑)

改札を出るときは、このコインを改札口に入れます（下の画像のように、コインを入れる穴があります）。

こういった具合ですね。自販機のようにツルンとは入りません。少し押し込むようにしてコインを入れる必要があります。

日本の鉄道とほとんど同じ。ただし飲食は禁止！

ホームや電車内の使い勝手は、日本の鉄道とほとんど同じです。車両の中も比較的清潔で、車内放送もしっかりと流れるので、利用に当たって不便を感じることは全くありませんでした。

ただ、車内での飲食は禁止されているので、うっかり飲み食いしないようにだけ注意が必要です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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