海外旅行中にスマホでインターネットができると、とても便利。
最近はSIMフリーのスマホが日本でも普及しているので、海外に到着してから現地の空港でSIMカードを購入する旅行者も増えています。
このページでは、クアラルンプール国際空港に到着してから、SIMカードを購入して設定する方法(というよりは店員さんに設定してもらう方法)まで解説します。
目次
クアラルンプール空港でSIMカードが買える場所
Aerotrainに乗って、ひとまず入国審査場をめざす!
ANAやJALでクアラルンプール空港に到着すると、飛行機はサテライトターミナルに到着します。
SIMカードを販売しているのは、入国審査場のあるメインターミナル。ターミナル間はAerotrain(モノレール的な乗り物)を利用して移動します。
え、難しそう??心配しないで下さい。人の流れに付いていけば大丈夫です(笑)
実際の経路を写真付きでたどってみます。
日本語での案内もあるので、途方に暮れることはないと思います。
サテライトターミナル内の通路を案内に従って(人の流れに乗って)進んでいきます。
通路を抜けると天井の高い空間に出ます。右に見えるのがAerotrainのホームです。
ホームの入口に出ました。Aerotrainの利用は無料で、改札はありません。
このAerotrainで入国審査場までいける旨の案内もあります。
Aerotrainは2両編成で、ほぼ満員になりました。
エアロトレインを降りたら、再び歩いて移動です。飛行機を降りてからAerotrainを下りるまでで既に10分経過…。結構遠いですね…。
「手荷物受取所」の案内に従って進んでいきます。
エスカレーターを下りて…
まだ進みます…。想像以上に大きな空港。
この先を進むと入国審査カウンターに着きます。
その入国審査の直前に、SIMカードカードが購入できるカウンターがあります。ようやく到着です。
事前準備「SIMロック解除」
SIMロック解除をしていないと現地SIMは使えない
海外でスマホを使う方法はいくつかありますが、現地SIMはその中でも安くインターネットに接続できる方法として広く知られるようになりました。
ただ、日本で絶対に準備しておくことがあります。それは…
SIMフリーの携帯・タブレット端末を用意する、またはキャリアショップでSIMロック解除を済ませておくこと
docomo・SoftBank・auのスマホを購入すると、それぞれの会社のSIMカードしか読み込めないような制限がかけられています。これをSIMロックと言います。
このSIMロックを各キャリアのショップ、またはマイページなどで解除しておかないと、海外で現地SIMカードを入れてもインターネットに接続できません。
十分に注意して下さい。
クアラルンプール空港で現地SIMカードを購入(深夜着もOK)
空港でのSIMカード購入に必要なもの
空港でSIMカードを購入するのに必要なものは、次の通りです。お店であたふたしないよう、予めまとめておくとスマートですよ♪
- パスポート
- SIMロック解除済の端末 または SIMフリー端末 → 予め言語を英語にしておきましょう。
- 現金(100RMあれば十分です。むしろ多すぎるぐらい。) → クレジットカードが使えないケースがあります。
英語が苦手な方は、これに加えて以下の内容を書いたメモを準備し、店員さんに見せられるようにしておくと安心。
- 滞在日数 (例:4-day-stay)
- 用途(例:Internet Only, International Call) → 普通のネット検索しか使わない予定であれば、Internet Onlyと書けばOK。ただし、現地でのLocal Callがセットで付いてくるケースが大半です。
- 容量(例:●●GB)
- SIM挿入後、設定して欲しいと一言:Could you set the APN for me?
ちなみに、英語ができない私のオカン(50代半ば)が、このメモでSIMカードがバッチリ買えています(笑)
どのカウンターでSIMカードを買うの??
今回、私は深夜にクアラルンプールに到着しました(現地に着いたのはちょうど日付が変わる頃です)。
入国審査前の場所にSIMカードが買えるカウンターがありますが、複数社が出店しています。
基本的にどの店舗で購入しても、サービスはあまり変わりません。(安さや契約内容にとことんこだわる方は各ブースで確認すればOKですが、「現地でネットが使えれば何でもOK」というスタンスであれば、どこのブースで買っても大して変わりません。)
日によって、時間帯によってオープンしているブースがバラバラなので、営業中のカウンターに行きましょう。
私は一番手前にあったcelcomのカウンターに行きました。特に接続で不満を持つことはありませんでした。
【celcomの場合】プランは3つから選択
celcomのカウンターでSIMカードが欲しいことを伝えると、めんどくさそうに
滞在日数を聞かれました。
「3日間」と答えると、この紙を出してきました。
プランは全部で3つです。(RMはマレーシア通貨「リンギット」で、当時は1RM=25円程度です)
- 20RMのコース
- 40RMのコース
- 70RMのコース
で、1週間以内の滞在であれば1の20RMコースが良いと勧められました。
「2GB」と書かれていましたが、3日間で2GB以上通信することはないと思い、最安の選択肢だった20RMコースを選択しました。
パスポートを提示して購入、支払いは現金のみ
20RMのプランを選択すると、パスポートの提示と料金の支払いを求められました。
支払いは現金のみで、クレジットカードは使えません。予め両替が必要です。
接続設定もしてくれました
購入後、「設定してやるからスマホを貸せ」と言われたので、言われるがママにスマホを預けました。
目の前でスマホをサクサク操作し、ものの数十秒でインターネットに繫がった状態で返してくれました。
こんなこともあろうかと、スマホの言語設定を英語にしておいて大正解でした。
もしSIMカードだけを渡されたら、
Could you set the APN? (アクセスポイントを設定していただけますか?)
と尋ねてみましょう。大抵はこの一言ですぐに設定してもらえます。
マレーシア国内での接続は快適
10分程度で4Gに接続されました
設定して返してくれたスマホは3G接続だったので、「4Gは使えないのか~」と思っていましたが、10分ぐらいすると4Gに繫がりました。単純に4Gの繫がりにくい場所だったのかな…。
クアラルンプール滞在中に何度もスマホでインターネットを利用しましたが、接続速度についても特にストレス無く、快適にインターネットが使えました(たまに接続速度が落ちますが、日本でも同じことがありますから、特に問題には感じませんでした)。SNSに接続したり、Twitterに写真を3~4枚アップしたり、LINEで5枚ぐらい写真を送ったりしましたが、容量が底を尽きることはありませんでした。
テザリングも問題なく利用できます!
このSIMフリー端末とは別に、(普段日本で使っている)docomoのスマホも持って行っていました。celcomのSIMカードを入れたSIMフリー端末でテザリング機能を使い、docomoのスマホでインターネット接続を試みた結果、全く問題なく使用できました。
ですから、複数人で海外旅行に行った際には、誰か一人でもSIMフリー端末を持っていれば、テザリングを使用することで全員が快適にインターネット接続できることになります。
たったの500円程度でインターネットが普通に使えるわけですから、安いもんです。
無事にインターネットに接続完了し、満足の内に入国審査を終えました。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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