ANA B767プレミアムクラス搭乗記。旧型の座席の使い心地は?

ANAプレミアムクラスの座席

那覇空港~高松空港まで搭乗したANA1622便のプレミアムクラスの様子をお伝えします。

機材はB767-300の旧型。旧タイプの座席の様子や食事の様子を詳しく紹介しています。

目次

今回のANA1622便について

今回のフライト情報はこちら。

ANA1622便(那覇→高松)
  • 区間:那覇(14:50)→高松(16:30)
  • クラス:プレミアムクラス(プレミアム旅割28)
  • 運賃:17,300円
  • 獲得プレミアムポイント:2,092PP
  • PP単価:8.27円/PP

プレミアムクラスは優先搭乗できます

搭乗口の様子です。

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ANAでは、搭乗案内に優先順位をつけており、
【事前改札】⇒【ダイヤモンドメンバー優先搭乗】⇒【優先搭乗】⇒【一般搭乗】
の順で案内をしています。

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ダイヤモンド・プラチナ・スーパーフライヤーズ(SFC)・スターアライアンスゴールドメンバーになっているプレミアム会員(上級会員)は、搭乗クラスにかかわらず自分のプレミアムステイタスに応じて優先搭乗が可能です。

プレミアムクラスを利用すると、一般会員であっても【優先搭乗】の対象になるため、一般搭乗の行列に並ばずにスムーズに機内へと入ることができます。
(「早く入ったところで飛行機の出発時刻は変わらないじゃないか?」という声も聞こえてきそうですが(笑)…)

B767-300 プレミアムクラスの座席は旧シート

今回の機材はB767-300でした。

プレミアムクラスの座席は、ひと世代前のこのタイプです。

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座席については後ほど詳しくお伝えします。

搭乗中の様子

搭乗直後はCAによるご挨拶

プレミアムクラスに搭乗して着席すると、客室乗務員から丁寧な挨拶があります(コートを持っている場合は、着席のタイミングで預かってもらえます)。挨拶はこんな感じです。

「本日はご搭乗ありがとうございます。担当いたします●●と申します。よろしくお願いいたします。」

続けて、

「よろしければ新聞をお持ちいたしますが、ご希望はございますか?」

と新聞の希望を聞かれます。私はラウンジで読んでいたので、お断りしました。

その後は全員が搭乗し、出発するまで待ちます。

プレミアムクラス旧タイプ座席の様子

では、座席を詳しく見ていきましょう。

外観

座席の外観はこのようになっています。

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現在多く導入されている新しい(といってももうそれほど新しくないですが…)タイプの座席と比べてみると、質感等まったく違うことが分かります。

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(2枚目の画像はANAホームページから引用)

座ってみた様子

座るとこのような感じです。当然ながら、足元にはしっかりと余裕があります。

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座席の設備

まず、中央の肘掛けはこのようになっています。

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オーディオパネルです。また、ちょっとした小物を置くことができるスペースもありますが、隣の人と共通のスペースなので、少し気をつかいそうですね。

反対側の肘掛けは…

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肘掛けの先にリクライニング・レッグレスト・フットレストの調節レバーがあります。この調節レバーは、新型シートよりも旧型シートの方が圧倒的に使いやすく感じます。新型シートのレバーはこちら↓。

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なれると何てことはないんですが、少し操作が固いんですね…。

旧型シートでフットレスト・レッグレストを使うとこんな感じになります。

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リクライニングしたときの様子はこちら(すみません、撮影できなかったので、ANAホームページホームページから引用しています)。

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フルリクライニングしたときの目線はこんな感じです。国際線機材のBUSINESS CRADLEほどではありませんが、しっかり倒れます(←BUSINESS CRADLEの搭乗体験記をリンクしています)。

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ある程度リクライニングした状態で隣を見ると…

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隣が見えにくくなるような工夫がなされています。このプライベート感は新型シートほどではありませんが、必要十分だと思います。

また、インアームテーブルも肘掛けに収納されています。

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引き出すとこんな感じです。

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広げます(食事が乗っているのは、何も置いていない状態で写真を撮るのを忘れたからです…(笑))。

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実はこのテーブル、回転させることができるようになっています。この機能は新型シートではなくなっていますが、地味に便利だと思います。

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テーブルを広げた状態で、ちょっと立ち上がりたいときには重宝しそうですね。

もちろん、テーブルをたたんだ状態でも回せます。

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(たたんだ状態で回しても意味はないですが…(笑))

備品等

座席には予めウールブランケットが置かれています。普通席で配られる毛布よりも良いやつです(笑)

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また、シートポケットにはスリッパ、ヘッドホン(Panasonic製で、普通席よりもいいやつです(笑))、機内雑誌、プレミアムクラス専用のドリンクメニューが入れられています。

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機内食では軽食が提供されました。

今回私が搭乗したのは14:40発の便なので、軽食が提供されました。

上空で安定飛行に入り、ベルト着用サインが消灯すると、すぐに機内食のサービスが始まります。

まず一番はじめにおしぼりが配られます。ウエットティッシュではなく布製のおしぼりで、石けんのような良い香りがします。

しばらくすると、食事が運ばれてきました。

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食事を持ってきたタイミングで、希望の飲み物を聞かれます。
私は全然お酒が飲めないので、プレミアムクラス限定の「季節のフルーツジュース」を注文しました。この時期はラフランスのジュースでした。頼んだ飲み物はすぐに(1分かかりません)持ってきていただけます。

飲み物をいただいてから箱を開けると、中身はこのような感じでした。

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軽食といいながら、そこそこしっかりとした物が入っています。

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これとは別に、お菓子の入った箱が渡されます。有名パティシエとのコラボレーションメニューのようです。

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全部揃うとこんな感じですね。

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右側の食事は原則として持ち帰ることはできませんが、左側のお菓子は個別包装されているので持ち帰ることができます。

この日は昼食を那覇で食べており、お腹が空いていなかったので、お菓子は持ち帰ることにしました。持ち帰るために蓋を閉めたところ、CAさんがすかさず持ち替え利用の袋を持ってきました。目配り・気配りがさすがですね(^^)

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家に帰って気付きましたが、この袋の中にはおしぼりが入っていました。感服です。

食事が片付けられると、温かい飲み物とお茶菓子を持ってきてくれます。

「食後にあたたかいコーヒーやお茶はいかがですか?」と聞かれたので、お茶を頼んでみました(それまでいつもコーヒーを頼んでいたような気がするので…)。

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お茶菓子はくまモンのクッキーでした。中身もくまモンです。

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食後のサービス

食後は、希望した人に飲み物が提供されるというスタイルでした。2時間程度のフライトなので、次々と飲み物を持ってくるよりは、これぐらいの距離感がちょうどいいかもしれません。

のんびりしているうちに時間は過ぎていき、着陸の約20分前にアメが配られました。

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着陸態勢に入ると…

着陸態勢に入り、ベルト着用サインが点灯すると、預かられていたコートが返却され、

「本日はご搭乗ありがとうございました」と挨拶を受けます。まだ着陸していないので少々気が早いような気がしますが、着陸が終わってからだと搭乗客は飛行機を降りる準備でバタバタするので、このタイミングがグッドなのかもしれませんね。

着陸前に高松空港の様子が見えました。山の上にあるので、チョットした濃霧で簡単に欠航が決まってしまう空港です。利用する日に雨が降ると毎度ヒヤヒヤします(笑)

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飛行機はそのまま何事もなく着陸しました。定刻通りでした。

ANAプレミアムクラスのまとめ

搭乗前~搭乗後までハイレベルなサービスが受けられる

プレミアムクラスを利用すると、搭乗前から搭乗が終わるまで、ハード・ソフトの両面で、普通席利用時とは全く格の違うサービスが提供されます。単に座席が大きいだけではありません。

搭乗前にはANAラウンジが利用でき、搭乗も一般搭乗に先駆けて優先搭乗でき、機内では特別感のある接客を受け、座席は大きくて快適、スリッパまで備え付けられています。

上空に上がれば普通席とは違うドリンクメニューと食事が提供され、その後も普通席よりもレベルの高いおもてなしを受けることができます。

着陸後も、飛行機からいち早く降りることができ、荷物を預けていれば優先的に返却されます。

これだけのサービスが提供されるわけですから、値段が高くても納得できます。

利用するなら長距離路線がおすすめ

ただ、この至れり尽くせりのサービスが、たった1時間のフライトで次々と提供されると、バタバタしてしまいかえって落ち着きません(高松~羽田で利用したときは実際にバタバタしました)。従って、利用するのであればフライト時間が2時間以上の路線で利用した方が、サービスを落ち着いて楽しむことができます。

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今回、ANAマイル修行としてANAプレミアムクラスを利用しました。

フライト日程など修行日程の詳細はこちら。

ANAビジネスクラスの座席

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2017年5月10日

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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