今回はJALのサービスステイタスの一端をなす「JALグローバルクラブ」について詳しく紹介します。
目次
JALのサービスステイタスとは?
JALグローバルクラブについて説明する前に、まずはJALの上級会員制度一般について説明します。必要なければ読み飛ばしていただいて構いません。
概要についてはこちらの記事で解説しています。
JALのお得意様・上級会員のこと
JALのサービスステイタスとは、ざっくり言うと、JALのお得意様・上級会員に与えられているステイタスのことです。
JALを頻繁に利用している人をお得意様に認定して特典を与えることで、顧客の囲い込みを行うというJALの作戦だと思います。
サービスステイタスの種類
FLY ONポイント数 | または | 搭乗回数 | JMB・JALカード会員 ステイタス名 |
JGC会員 ステイタス名 |
|
100,000以上 (うちJALグループ便50,000以上) |
または | 120回以上 (うちJALグループ便60回以上) |
JMBダイヤモンド | JGCダイヤモンド | |
80,000以上 (うちJALグループ便40,000以上) |
または | 80回以上 (うちJALグループ便40回以上) |
JMBサファイア | JGCプレミア | |
50,000以上 (うちJALグループ便25,000以上) |
または | 50回以上 (うちJALグループ便25回以上) |
→ 入会 資格 |
JGCサファイア | |
30,000以上 (うちJALグループ便15,000以上) |
または | 30回以上 (うちJALグループ便15回以上) |
JMBクリスタル | JGCクリスタル | |
JGCワンワールドサファイア |
サービスステイタスにはランクがあります。ランクは、
- ダイヤモンド
- JGCプレミア
- サファイア
- クリスタル
- JGCワンワールドサファイア
です。
当然ながら、最下位のクリスタルよりも最上位のダイヤモンドの方が達成は難しいですが、その分享受できる特典が多くなります。
ステイタスを得る条件「1年間に規定のFLY ONポイント・搭乗回数達成」
一言で言えば「お金を払って、またはeJALポイントを利用して航空券を購入し、1年間で飛行機にたくさん乗ること」がステイタス獲得への道です。
(eJALポイントとは、JALの旅行商品・航空券購入に使えるポイントです。)
こちらについても過去の記事で解説しています。
必要な範囲内だけで再度説明しておきます。
JALのサービスステイタスを得るには、JALの飛行機に頻繁に搭乗する必要がありますが、具体的にどれぐらい乗ればサービスステイタスを得ることができるのでしょうか?
キーワードは「FLY ONポイント」「搭乗回数」です。
達成基準をまとめた表を再掲します。
FLY ONポイント数 | または | 搭乗回数 | JMB・JALカード会員 ステイタス名 |
JGC会員 ステイタス名 |
|
100,000以上 (うちJALグループ便50,000以上) |
または | 120回以上 (うちJALグループ便60回以上) |
JMBダイヤモンド | JGCダイヤモンド | |
80,000以上 (うちJALグループ便40,000以上) |
または | 80回以上 (うちJALグループ便40回以上) |
JMBサファイア | JGCプレミア | |
50,000以上 (うちJALグループ便25,000以上) |
または | 50回以上 (うちJALグループ便25回以上) |
→ 入会 資格 |
JGCサファイア | |
30,000以上 (うちJALグループ便15,000以上) |
または | 30回以上 (うちJALグループ便15回以上) |
JMBクリスタル | JGCクリスタル | |
JGCワンワールドサファイア |
FLY ONポイント数で達成する場合
FLY ONポイントとは、JALの飛行機に搭乗すると積算されるポイントです。(ただし特典航空券等無償の場合は除きます。)
このFLY ONポイントを毎年1~12月の1年間で一定数以上貯めると、サービスステイタスが与えられます。
搭乗回数で達成する場合
一方、ANAとは異なり、JALのサービスステイタスは「搭乗回数」を重ねることでも獲得することができます。つまり、JALでは搭乗によって積算されるポイントで上級会員を目指す以外に、搭乗回数によって上級会員を目指す方法も開かれているということです。
ただし、回数によって上級会員になるためには、回数だけでなくFLY ONポイントも一定数以上貯めなければなりません。つまり、「搭乗回数は多いが、近距離路線の格安運賃ばかり利用しているので、FLY ONポイントが貯まっていない」という状態では、上級会員にはなれないという仕組みです。
「お金を払って飛行機に乗る」
上でも述べましたが、FLY ONポイント数・搭乗回数はJALの飛行機にお金を払って、またはeJALポイントで航空券を購入して搭乗することで貯まっていきます。(eJALポイントとは、JALの旅行商品・航空券購入に使えるポイントです。)
逆を言えば、特典航空券等、無償の航空券を利用した搭乗では、ポイントも搭乗回数も積算されません。
サービスステイタスの維持は難しい
FLY ONポイント数、搭乗回数は1年ごとにリセットされる
ここまでJALのサービスステイタスと達成基準について紹介しました。
FLY ONポイント数、搭乗回数を積み重ねることで、JALのサービスステイタスが獲得できるという内容でしたが、実はサービスステイタスには期限が付いており、年度ごとにステイタスは更新されます。
例えば、2017年6月にステイタス基準を達成すると、翌々年の2019年3月までは特典を受けることができます。しかし、2018年になるとFLY ONポイント数・搭乗回数はリセットされるので、2018年中に再びステイタス基準を達成しなければ、2019年4月にはステイタスが消え、特典が受けられなくなるのです。
つまり、ステイタスを維持するには、継続的に飛行機にたくさん乗らなければならないのです。出張族やセレブでもない限り、ステイタスの維持は困難です。
そこで現れる救世主「JALグローバルクラブ」
「毎年飛行機に乗りまくるのは難しいけど、上級会員の特典は受けたい」
そんな要望に応えてくれるのが、「JALグローバルクラブ」です。
JALグローバルクラブに入会すると、通称「JGCカード」というクレジットカードを保有することになります。このカードを保有している限り(つまり、年会費を支払い続けている限り)、飛行機にたくさん乗らなくても上級会員の特典が得られるのです。
更に、JALグローバルクラブ会員になっていると、JALが所属している「ワンワールドアライアンス」の上級会員のステイタス(ワンワールドエリートステイタス)も保有することになるので、ワンワールドに属する他の航空会社を利用する際にも上級会員として扱ってもらえます。
一度獲得すれば、JGCカードの年会費(最低10,800円)を支払い続けている限り、上級会員のステイタスが維持できるのです。具体的な特典は後で説明しますが、これだけの特典が受けられて年会費10,800円というのは非常に魅力的です。私もこの魅力に取り憑かれ、JALグローバルクラブ入会を目指して飛行機に乗っています。
では、JALグローバルクラブに入会するとどのような特典が受けられるのか、どのようにすればJALグローバルクラブに入会できるのか、順に見ていきましょう。
JALグローバルクラブ会員の特典
おことわり
下の表をご覧ください。
FLY ONポイント数 | または | 搭乗回数 | JMB・JALカード会員 ステイタス名 |
JGC会員 ステイタス名 |
|
100,000以上 (うちJALグループ便50,000以上) |
または | 120回以上 (うちJALグループ便60回以上) |
JMBダイヤモンド | JGCダイヤモンド | |
80,000以上 (うちJALグループ便40,000以上) |
または | 80回以上 (うちJALグループ便40回以上) |
JMBサファイア | JGCプレミア | |
50,000以上 (うちJALグループ便25,000以上) |
または | 50回以上 (うちJALグループ便25回以上) |
→ 入会 資格 |
JGCサファイア | |
30,000以上 (うちJALグループ便15,000以上) |
または | 30回以上 (うちJALグループ便15回以上) |
JMBクリスタル | JGCクリスタル | |
JGCワンワールドサファイア |
「JALグローバル会員」と一口に言っても、搭乗実績によって、上位から
- JGCダイヤモンド
- JGCプレミア
- JGCサファイア
- JGCクリスタル
- JGCワンワールドサファイア
という5つのランクがあります。
今回は、JGC会員の中でも最もランクの低い「JGCワンワールドサファイア」で受けることができる特典を紹介します。JGC会員になれば、最低でも以下の特典は保証されるとお考えください。
特典一覧
- マイレージ関連のサービス
・初回搭乗ボーナスマイル
・搭乗ごとのボーナスマイル - 予約・搭乗時のサービス
・会員専用予約デスク
・優先キャンセル待ち、優先搭乗
・専用カウンターでのチェックインなど - 手荷物に関するサービス
・受託手荷物無料許容量の優待
・プライオリティバッゲージサービス - 空港ラウンジの利用
- ノベルティ
・バッゲージタッグ
・JALオリジナルダイアリー - ホテルでの優待
・ホテルニッコー&JALシティでのサービス
・東急ホテルズでのサービス
・会員向けラウンジ・バーの利用 - レンタカーでの優待
・エイビスレンタカーでの割引
・ハーツレンタカーでの割引 - その他
・JGC会員専用JALABC携帯電話レンタルサービス
・JALUX通信販売での10%割引
・メガロスゼロプラス恵比須 JGC会員限定特典
・新羅免税店 JGC会員限定特典
それでは、それぞれについて具体的に見ていきましょう。
1.マイレージ関連のサービス
毎年初回ボーナスマイル(3,000マイル)
毎年初回の搭乗時に3,000マイルがプレゼントされます。(JALグループ便へのJALマイレージバンクのマイル積算対象運賃での搭乗が対象です。)
搭乗ごとのボーナスマイル(35%)
JALグループ便、アメリカン航空便、ブリティッシュ・エアウェイズ便、イベリア航空便への搭乗後とにボーナスマイルがプレゼントされます。
ボーナスマイル35%は、
【区間マイル(飛行距離)】×【利用運賃のマイル積算率】×【ボーナスマイル35%】
としてマイル計算に反映されます。
※ただし、サービスステイタスのマイルUPボーナスのほうが優位な場合は、そちらだけが適用されます。たとえば、JAL便を利用するとボーナスマイル積算率が105%となるサファイア会員の場合は、ここで触れているJGCの35%ではなく、サファイアの105%の積算率が適用されます。
2.予約・搭乗時のサービス
会員専用予約デスク
JALグループ便予約の際、会員専用予約デスクを利用できます。「なかなか電話が繫がらない」というストレスから解放されます。
予約時の優先キャンセル待ち
希望するJALグループ便が満席の場合、キャンセル待ちを運賃ごとに優先的に取り扱ってもらえます。また、ワンワールドアライアンス加盟航空会社各社の希望便が満席の場合、各社の予約センターにて優先的にキャンセル待ちを取り扱ってもらえます。
前方座席指定サービス
ホームページでも電話でも、JALグループ便予約の際、前方座席を優先して指定できます。
一般会員の場合、出発日直前にならなければ前方の座席は指定できませんが、JALグローバルクラブ会員になると、出発日がまだ先の場合でも前方の座席が指定できるのです。前方の座席が指定できると飛行機から早く降りることができるので、降機後の行程にスムーズに移ることができます。
※他社運航のコードシェア便利用時は利用できません。
チェックインサービス
JALグローバルクラブグループ便利用の場合は専用カウンターでチェックインできます。会員本人のみのサービスです。
- 国際線=JALファーストクラス・チェックインカウンター
- 国内線=JALグローバルクラブ(JGC)カウンター
また、ワンワールドアライアンス加盟航空会社利用時は、「ワンワールドエリートステイタス」の表示があるチェックインカウンターを利用できます。
国内線でチェックインカウンターを利用する機会は比較的限られますが、国際線の場合はカウンターでのチェックインが必要なケースが多くあります。その際、行列のできているエコノミークラスのカウンターを横目に、専用のチェックインカウンターでスピーディーに手続きが終えられるというのは大きなメリットです。
空港での優先空席待ち
JALグループ便、ワンワールドアライアンス加盟航空会社便利用時に、空港にて搭乗当日空席待ちをする場合、JGCカードの提示により優先的に取り扱ってもらえます。
JALグローバルクラブ エントランス
JALグループ国内線利用時に、JGCカウンター(チェックインカウンター)横にある保安検査場に通じるエントランスが使えます。
このエントランスが設置されているのは、
- 羽田空港
- 伊丹空港
- 福岡空港
- 新千歳空港
です。場所は限られていますが、混雑しやすい空港なのでありがたいですね。
これは会員本人と同行者1名まで利用できます。
ファストセキュリティレーンの利用
成田空港第2ターミナル出発のJAL国際線利用時に、セキュリティレーン入口の専用セキュリティチェック「JALファストセキュリティレーン」が利用できます。
※成田空港では会員本人と同行者1名が利用できます。
※海外の空港では会員本人のみ利用できます。
※JGCカードと搭乗券を提示する必要があります。
※JAL運航のコードシェア便に他社便名で搭乗する場合は利用できません。
空港での優先搭乗
JGCカードと搭乗券の提示により、JALグループ便・ワンワールドアライアンス加盟航空会社便搭乗時に、一般の乗客に先駆けて優先的に搭乗できます。
優先搭乗したところで、飛行機の出発時間は変わりませんが、優先搭乗すると自分の直上の荷棚が確保できるという面では便利です。
3.手荷物に関するサービス
受託手荷物無料許容量の優待
搭乗するクラスに関係なく、無料で預けることのできる手荷物量が優待されます。これは会員本人のみのサービスです。
※他社運航のコードシェア便、チャーター便搭乗時は利用できません。
※他社便または他社運航のコードシェア便からの乗り継ぎ便利用の際に、スルーチェックインした場合は、利用できません。
プライオリティバッゲージサービス
JALグループ便・ワンワールドアライアンス加盟航空会社便利用時に、到着空港のベルトコンベアで早く手荷物を受け取ることができます。これは会員本人のみのサービスです。
※他社運航のコードシェア便、チャーター便搭乗時は利用できない場合があります。
※他社便または他社運航のコードシェア便からの乗り継ぎ便利用の際に、スルーチェックインした場合は、利用できません。
※ブリティッシュ・エアウェイズ運航便では利用できません。
4.空港ラウンジの利用
1.JALグループ便
搭乗クラスに関係なく、JGC会員本人と同行者1名、マイルを引き落とせば同行者最大3名まで(本人含めて合計4名まで)ラウンジを利用することができます。
2.ワンワールドアライアンス加盟航空会社
ワンワールドアライアンス加盟航空会社出発時、全世界約600カ所以上に設置されているワンワールドアライアンス加盟航空会社各社のラウンジを利用することができます。各ラウンジには会員本人と同行者1名が利用できます。
この空港ラウンジは、飛行機の待ち時間を過ごすときに絶大な威力を発揮します。
- 国内線のラウンジはアルコールを含む飲み物とスナック菓子(おつまみ)
- 国際線のラウンジはアルコールを含む飲み物と食事
を自由に飲食できます。特に国際線は時間に余裕を持った行動が求められる反面、時間に余裕を持たせすぎると退屈な時間が発生します。その空き時間をラウンジでのんびりゆったり過ごすことができる快適さは、一度味わってしまうとやめられなくなってしまいます(笑)
通常、ビジネスクラス以上を利用する場合はステイタスを保有していなくてもラウンジは利用できますが、JGC会員になると搭乗クラスがエコノミークラスであってもラウンジに入室できます。これを目当てにJGC会員を目指す人も少なくありません。
5.ノベルティ
バッゲージタッグ
名前入りのJGCオリジナルバッゲージタッグ(革製)がプレゼントされます。
JALオリジナルダイアリー
希望者に、次年度版のJALオリジナルダイアリーがプレゼントされます。10月下旬より順次届けられます。ダイアリー不要と申し出ている場合は、11月上旬頃にマイルが加算されます。
※9月までのJGC入会者が対象。9月入会者はマイルがプレゼントされます。
※10月以降入会者は、翌々年のダイアリーから申込対象になります。
6.ホテルでの優待
ニッコー・ホテルズ・インターナショナル、ホテルJALシティでのサービス
- アーリーチェックインサービス
- レイトチェックアウトサービス
- ホテル直営レストラン・バーでのサービス
・ニッコー・ホテルズ・インターナショナル:10%割引
・ホテルJALシティ:5%割引
※アーリーチェックイン、レイトチェックアウトは対象の宿泊料金「J-SMART」「J-SMART ADVANCE」の場合に利用できます。
※レストラン・バーでのサービスは、JALクーポン利用時は割引対象外、その他の割引・優待との併用もできません。
東急ホテルズ
「JGCステイプラン」が利用できます。このプランでは、以下のサービスが提供されます。
- 客室料金を正規料金から10〜50%割引
- 1滞在ごとにホテルマイル加算(200〜1000マイル)
- ホテルによりレイトチェックアウトなどのサービス
会員向けラウンジ・バーの利用
以下の施設利用について優待を受けることができます。
- JALグローバルクラブ・ミーティングルーム(グランドプリンスホテル新高輪)※有料でミーティングルームが使える
- JRタワーホテル日航札幌「SKY J」のカバーチャージ無料
- 名古屋東急ホテル
・アトリウムラウンジ「グリンデルワルド」10%割引
・メインバー「フォンタナ ディ トレビ」10%割引 - ホテル日航大阪「スカイクルーザー」のカバーチャージ無料
- ホテル日航福岡 メインバー「夜間飛行」のカバーチャージ無料
7.レンタカー
エイビスレンタカー、ハーツレンタカーを利用する際、JGC会員専用の割引料金で利用できます。
8.その他
JAL ABC携帯電話レンタルサービス
JAL ABCというサービス会社から携帯電話をレンタルする際、JGC会員向けの割引が適用されます。
国内旅行、海外旅行どちらの場合でも携帯電話レンタル料金・通話料が割引となるので、特に海外で携帯電話の通話が必要になる方には便利なサービスですね。
JALUX通信販売10%割引
JGC会員がJALの通信販売「JALUX」を利用すると、商品代金が10%割引になります。
メガロスゼロプラス恵比寿 JGC会員限定特典
スポーツジムである「メガロスゼロプラス恵比寿」の体験、入会時にJGC会員限定特典が受けられます。
新羅免税店 JGC会員限定特典
JGCカードとパスポートの提示で、新羅免税店(ソウル店)で利用できるプリペイドカード10,000ウォン分が受け取れます(@新羅免税店ソウル店地下1階ギフトデスク)。
4/1~6/30、7/1~9/30、10/1~12/31、1/1~3/31の各期間中に各1回(1枚)まで、会員本人が受け取れます。
JALグローバルクラブ入会資格
JMBサファイアのステイタスを得ること
この魅力満載のJALグローバルクラブ、誰でも入会できるわけではありません。
入会するには、JMBサファイアのステイタスを保有していなければなりません。つまり、
- 50,000FOP(うち25,000P以上はJALグループ便)
- 搭乗回数50回以上(うち25回以上はJALグループ便)】かつ【15,000FOP以上】
を1〜12月の12ヶ月間中に獲得しなければなりません。(FOPはFLYONポイントの略です)
例えば、2017年6月にサファイアステイタス基準に達成した場合、サファイアの期限が切れる2017年6月〜2019年3月の期間中にJALグローバルクラブに申し込むことができるようになります。
サファイアステイタスについての詳細はこちらの記事で解説しています。
JALグローバルクラブ入会のための「JGC修行」
JGC修行と解脱
これまでの話をまとめると…
「1年間頑張ってJAL・ワンワールドアライアンスの飛行機に乗りまくり、サファイア基準の50,000FOP、または搭乗回数50回を達成してJGC会員になれば、その後の搭乗頻度には関係なく、JAL・ワンワールドアライアンスの飛行機に乗る度に上級会員として特典を受けることができる」
ということになります。
そして、JALグローバルクラブに入会するために飛行機に乗りまくることを
「JGC修行」
といい、サファイア基準に達することを
「解脱」
と言ったりします。
FOP、搭乗回数を稼ぐ方法
FLY ONポイント、搭乗回数を稼ぐ方法はただ一つ
「お金を払って、またはeJALポイントを使って飛行機に乗ること」
です。つまり、特典航空券による搭乗ではサファイア基準達成は見込めないのです。
ですから、解脱を目指すとかなりの出費になってしまいます。
出費を減らす、ゼロにする方法が「eJALポイント」
出費なしで飛行機に乗ってFOP、搭乗回数を稼ぐ方法が一つだけあります。
それが、「eJALポイント」の利用です。eJALポイントは有償の航空券購入における支払方法の1つのなので、利用してもFOP・搭乗回数積算の対象となるのです。
eJALポイントはJALの航空券・旅行商品の購入に使えるポイントです。1ポイント=1円として支払に利用できます。
eJALポイントは、貯まったマイルを交換することで手に入ります。交換率は、
【10,000マイル→15,000eJALポイント】
です。このポイントを支払に使えば良いのです。
ごちゃごちゃ説明しましたが、修行の費用を抑える方法は、
- JALのマイルを貯める
- マイルをeJALポイントに交換する
- eJALポイントで航空券を購入する
- 飛行機に乗る
というアクションを繰り返すことです。つまり、JALのマイルを貯めておくことが、修行費用の抑制につながります。
ポイントサイトで飛行機に乗らずJALマイルを貯めよう
マイルを貯める方法としては、「飛行機に乗る」「JALカードを使う」という方法が一般常識ですが、ポイントサイトを利用することで簡単に大量のマイルを稼ぐことができます。
私はANAを多く利用するので、ポイントサイトでは主にANAのマイルを貯めていますが、JALのマイルを貯めたい場合でも、ポイントサイトの利用方法は同じです。
ポイントサイトについてはこちらで解説しています。
ポイントサイトには様々な種類がありますが、JALマイルを貯める上で今断然おすすめなのが、「モッピー」です。私も利用しています。
その理由はこちらの記事でも紹介しているキャンペーンです。
通常、ポイントサイトのポイントをJALマイルに交換すると、交換率が災いしてポイント価値が目減りします。ところが、モッピーのポイントをJALマイルに交換する場合、交換率が非常に高いのです(最大で80%になります)。
このキャンペーンは8月31日までで、その後に交換率がどのようになるのかは分かりませんが、飛行機に乗らず、クレジットカード支払もせずにマイルを貯める方法としてポイントサイトが有効なことには変わりありませんので、
「マイルを効率的に貯めたい!!」
という方はぜひ登録してみてください。
ポイントサイトだなんてアヤシイ物には手を出したくない!というあなたへ
年会費等は全くかからず、登録作業もすぐに終わります。一度使ってみてダメだと思えば断念すればいいだけのことで、試さずにはじめから断念するのは非常に勿体ないと思います。
かくいう私も、最初は「『陸でお金を使わずにポイントを貯めてマイルに交換!』なんてウサンくさい。絶対に裏があるだろう」と疑念を持ちながらポイントサイトを使っていましたが、全く問題なくマイルを稼ぐことに成功しています(私はANAのマイルを貯めていますが、毎月18,000マイル(=国内ならどこでも往復できるだけのマイル)を手に入れています)。誰でも実践可能だというのがこの方法の大きなメリットだと思いますので、試してみてはいかがでしょうか?
ここでおすすめしているモッピーへの登録は下のバナーから可能です。
私もJGC修行中です!
2017年7月現在、わたしもJGC修行中です。具体的には、
- ワンワールドアライアンス加盟航空会社であるマレーシア航空のビジネスクラスでオークランド往復
- JALプレミアムエコノミーでクアラルンプール発券
の2つで50000FOP達成予定で、FOP単価は5.35円の見込みです(個人的には結構優秀な成績だと思っているのですが…)。詳細は改めて記事で紹介するので、楽しみにお待ちください。
まとめ
本来はJALに毎年たくさん乗らなければ維持できない上級会員のステイタスですが、ある1年だけたくさんJALに乗って「JALグローバルクラブ」に入会すれば、年会費を支払い続けるだけで上級会員のステイタスを維持できます。
ポイントサイトでマイルを稼いでおけば、出張族でなくても低コストで上級会員ステイタスが獲得できます。毎年海外旅行に行く方、飛行機旅が好きな方などなど、ぜひ実践されてはいかがでしょうか?
関連記事
JALのサービスステイタス関連
JAL上級会員制度についてはこちら
JGCとは切っても切り離せない関係にある「サファイア」ステイタスについてはこちら。
ANAの上級会員関連
JALグローバルクラブのANAバージョンが「スーパーフライヤーズカード」です。詳細はこちら。
JALのサファイアと同位にあるANAの上級会員「プラチナ」についてはこちら。
ポイントサイト関連
「飛行機に乗らず、クレジットカード決済せずに陸でマイルを貯める」方法である「ポイントサイト利用」についてはこちら。
各ポイントサイトの使い方は以下のリンクからどうぞ。
ハピタスの使い方とポイント交換方法
登録はこちらから可能です。このリンクから登録すると、30ポイントがプレゼントされます。
モッピーの使い方とポイント交換方法
登録はこちらから可能です。ちょびリッチの使い方とポイント交換方法
登録はこちらから可能です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメントを残す