クアラルンプールからシンガポールまで深夜バスで移動した!トイレ事情や注意点解説。

今回はクアラルンプールからシンガポールまで深夜バスで移動したときの様子をお伝えします。安く移動したいならバスがおすすめです。

バスの予約方法、高級バスの車内の様子、トイレ事情(車内にトイレはないので、事前準備が必要)、ヘタするとバスに置いていかれる入国審査の様子を徹底的に解説しています。

目次

クアラルンプールからシンガポールまでのバスについて

1日に何本も走っています

クアラルンプールからシンガポールまでの主要な交通手段は、

  • バス
  • 飛行機

です。現在はLCCの登場によって飛行機での移動が盛んになってきましたが、依然としてバスのニーズも根強く残っています。そのため、クアラルンプールとシンガポールの間を、複数のバス会社が何本もバスを走らせています。

クアラルンプール発からシンガポールまでのバスの出発地・到着地

出発地はTBSが最も多い

クアラルンプールを出発するバスは主にTBSというバスターミナルから出発しますが、その他にもチャイナタウン発などのバスも運行されています。

TBSは。KL Sentralからも電車で1本のアクセスなので、比較的便利な立地です。

到着地はバス会社・便によって変わる

シンガポールでの到着地は様々ですが、主なものとしては、

  • Little India
  • Katong V
  • Boon Lay
  • Lavender(MRTの駅)

などがあります。観光地やMRTの駅が到着地になっているのはありがたいですね。

所要時間→5~6時間だが、道路状況等で遅れることが多いようです

クアラルンプールからシンガポールまでの所要時間は5~6時間です。ただし、

  • 道路混雑、渋滞
  • 出国審査・入国審査での混雑

によって遅れることが多いようです。

クアラルンプールからシンガポールまでのバス予約

BusOnlineTicket.comというサイトを使いました。

満席で乗れないと困るので、バスを事前にインターネットで予約しました。

今回のバス予約にはBusOnlineTicket.comというサイトを利用しました。

予約したバスについて

今回は次のバスを予約しました。

クアラルンプールからシンガポールまで乗車したバス
  • 出発:(23:59)クアラルンプールのチャイナタウン
  • 到着:(6:20)シンガポールのラベンダー駅
  • 所要時間:約6時間20分(途中で出国審査・入国審査あり)
  • バス会社:KKKL
  • 運賃:24.10シンガポールドル(当時約2,000円)

BusOnlineTicketでの予約の手順

バス路線を検索・便を選択

BusOnlineTicketのホームページを開くと、トップ画面でバスを検索できるようになっています。

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今回は片道利用なので、次のように検索します。

バスの検索方法
  • One way
  • DEPART FROM(出発地): Kuala Lumpur
  • ARRIVE TO(到着地): Singapore
  • DEPARTURE DATE(出発日): 選択
  • PAX(人数): 1

次の画面で検索にヒットしたバスが表示されます。ものすごく多いですよ。

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出発時刻順にバスが並んでいます。今回はチャイナタウン発の夜行便を予約したかったので、一番下まで画面をスクロール。

乗りたいバスを選択([select]をクリック)すると、バスの座席表が表示されます。

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バスは1+2の3列シートです。バスの進行方向[FRONT]に向かって左側1列が一人掛け、右側2列が二人掛けです。人数・好みに応じて使い分けるとよいと思います。

好きな座席を選択して[Proceed]をクリックすると、個人情報入力画面へ進みます。

個人情報入力画面

氏名、携帯電話番号、パスポート番号、メールアドレスを入力します。

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続いて、旅行保険の有無を選択します。100円弱で加入が可能になっています。

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続いて、支払方法を選択します。クレジットカードの場合は次の画面でクレジット情報を入力し、承認の後にバス予約完了となります。

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購入完了後、チケットがメールで送られてきます。印刷して持っていってください!

購入が完了すると、入力したメールアドレス宛にチケットが送られてきます。

当日の乗車時にスタッフに見せる必要があるので、必ず印刷して持っていってください。

クアラルンプールで深夜バスに乗車!

バス乗車時の注意

バスに乗る前に注意して欲しいことがあります。

クアラルンプールからシンガポールまでのバス利用時の注意
  • 車内は寒いので、長袖の羽織を持っておくこと
  • 荷物の管理には十分注意すること
  • トイレを事前に済ませておくこと
  • 入国審査カードを書くためのボールペンを持っておくこと
  • 乗車前にバスの外観とナンバーを覚えておくこと
  • 乗車時にシンガポール入国カードをもらうこと
  • 遅れても文句を言わないこと

バス乗り場「Chinatown 5 Elememts Hotel」について

まず、場所はこちらです。チャイナタウンの中にあり、比較的大きな建物なので、わかりやすいと思います。

実際の写真がこちら。

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ライトアップがいかがわしいですが、普通のホテルです。

バスはホテルの真ん前に到着します

バスは出発時刻10分前頃にホテルの真ん前に停車しました。「乗り場はホテルの裏だった」などといったオチはなく、とてもわかりやすいです。

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バスはKKKLという会社のバスです。なかなかきれいなバスですね。

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乗車時に印刷したチケットを見せます

事前予約時にメールで送られてきたチケットを印刷し、現地のスタッフに見せます。ペラ紙1枚見せるだけですぐにのせてくれました。パスポート提示は必要ないようです。

あとでも述べますが、バスに乗る前に

バスの外観とナンバーを覚えておきましょう!絶対に!!

出国審査・入国審査のときに自分でバスに戻れるようにしておかないと大変なことになってしまうので…。

また、出発の際に

シンガポール入国カードをもらっておきましょう!絶対に!!

バスの車内は豪華!でもトイレはなし!

車内は3列シートで豪華!!これで2,000円!

車内の写真がこちら。

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1+2の3列シートで豪華です!これに5時間乗って国境を跨いでも2,000円って、かなりの安さです。

座席幅もゆったりしています。シートピッチも広々としており、快適そのもの。

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自分の座席をリクライニングさせてみました。

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バッチリ倒れます。レッグレスト・フットレスト付きなので、座り心地も上々です。

繰り返しになりますが、注意点を。

クアラルンプールからシンガポールまでのバス利用時の注意
  • 車内は寒いので、長袖の羽織を持っておくこと
  • 荷物の管理には十分注意すること
  • トイレを事前に済ませておくこと
  • 入国審査カードをもらって書いておくこと!
  • 乗車前にバスの外観とナンバーを覚えておくこと
  • 遅れても文句を言わないこと

深夜バス出発からマレーシア出国まで

バスは5分遅れで出発

バスは5分遅れで出発しました。遅延の原因は、謎です(笑)

チャイナタウン出発後は、

  1. TBS
  2. マレーシア出国審査場
  3. シンガポール入国審査場
  4. MRT Lavender駅

の順番でバスは停車していきます。

まずはTBSを経由します

バスはチャイナタウンを出発すると、すぐに消灯されました。その後しばらく走り(1時間弱ぐらいだったかな?)、クアラルンプールの巨大バスターミナルTBSに到着しました。

ここで乗車扱いののち、再出発です。この時点でバスは満員になったようです。

このあと、このあたりで1度休憩があったようです。(寝ている途中のあやふやな意識だったのでしたが、スクリーンショットが残っていました。)

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TBS出発後、4時間弱後にマレーシア出国審査へ

出国審査の流れ
  • パスポートと貴重品を持ってバスを降りる
  • バス降車時にバスの外観とナンバーを確認
  • 出国審査場で出国手続き(一瞬で終わりました。スタンプを押されるだけ)
  • 乗っていたバスに戻る(バスがたくさんあるので、間違えないように!)

以上、私が利用した際は10分程度で終了。

出国審査後すぐの場所にコンビニのような売店が営業されていました。

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バスには早々と乗客全員が揃ったようで、バスはすぐに出発しました。結局、入国審査にかかった時間は10分強です。

バスを使ったシンガポール入国審査。注意点あり!

出国後10分ほど乗車し、シンガポール入国審査場へ

バスは10分ほどかけて大きな橋を渡り、シンガポールの入国審査場に到着しました。ここではトラブルが発生したり、ヒヤヒヤの経験をしました。

バスでのシンガポール入国の流れ
  • 荷物を全て持ってバスを降りる
  • バスの外観とナンバー確認
  • (乗車時にもらっていない場合)入国審査場の記載台で入国審査用紙を確保し、列に並ぶ(用紙を書いてから列に並ぶのではなく、並びながら書きましょう)
  • 入国審査を通過
  • 荷物チェックを受ける
  • 乗っていたバスに戻る

以上、かなり混み合っていたため1時間弱かかりました。ちなみに、モタモタしていると置いて行かれますので、十分注意!

入国審査カウンターが大混雑!

入国審査場はとても広い空間でしたが、各カウンターとも大混雑でした。ちょうど各社の夜行バスが集中して到着していたからか、ほとんどが夜行バス乗客のようです。

入国審査は出国審査に比べて一人一人の手続きに時間がかかるので、列の進み方も非常に鈍いです。自分の番になるまで30分以上待ちました。

トラブル!「Do you have an immigration card??」

シンガポールの入国には入国カード(immigration card)が必要です。そのことをすっかり忘れていました。

飛行機で海外に入国する場合、入国カードは機内でもらえるので忘れようがありません。ところが今回のバスでは入国カードがもらえなかったので、入国カードが必要であること自体を忘れていたのです。

焦りました。自分の番になり、入国審査のニイちゃんに

“Do you have an immigration card?”

と聞かれて初めて入国カードの存在を思い出したのです。

どうなることかと思いましたが、”No.”と答えるとすぐに白紙のカードを手渡してくれました。

長時間並んだので、本当はその場で書きたかったのですが、「アッチで書いてこい」と言われました(そりゃそうですよね)。

ただ、あまりに入国審査に時間がかかると、バスに置いていかれてしまう可能性があるので、こっちもそう簡単には引き下がれません。

結局、ニイちゃんの入国審査カウンターのスミっこで記入し、書き終わり次第入国審査をしてくれることになりました。バス出発まで時間がないことを説明すると、すぐにわかってもらえました。

後ろの人には申し訳ないですが、交渉してみるものですね。

こんなことがないように、

バス出発時にシンガポール入国カードをもらっておきましょう。

入国審査後は荷物検査

入国審査が終わると、手荷物をX線の機械に通して検査されます。特に問題はなく(というよりは基準がものすごく緩いようです)、検査は無事終了しました。

バスを探して…

さて、すっかり入国審査に時間がかかってしまいました。審査場を抜けるとバスの駐車場がありますが、たくさんのバスが停まっており、人もたくさん群がっています。

何とか自分のバスを探し当て、乗車しました。

このように入国審査後も自分のバスを自力で探さなければならないので、バスの外観とナンバーをしっかりと覚えておきましょう。

入国審査でモタモタするとバスに置いていかれる!注意!

私がバスに乗車した後、10分ぐらいでバスは出発しました。シンガポール入国審査場に留まっていた時間はおよそ1時間です。

入国審査前までは私の後ろの座席には人が座っていたのですが、バスはその人を待たずに出発してしましました。(運転手も他のお客さんからの催促を振り切ってその人を待っていたようですが、最終的には置いていくという判断をしたようです。バスの周囲をぐるりと探した後に発車させました。)

ということで、シンガポール入国審査では少し時間にピリピリした方が良いかもしれません。

シンガポール入国からLavender駅到着まで

その後、バスは滞りなく走行していきます。マリーナベイサンズの下を通ってしばらくの後、目的地であるMRTのLavender駅に到着しました。

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KLからシンガポールの所要時間は6時間20分

時刻は6:20頃だったので、およそ6時間20分の行程だったことになります。

ホームページ上では5.5時間ぐらいとの記載がありましたが、1時間弱到着が延びたというイメージでしょうか。

バスを利用しての感想と注意すべきポイント

座席は快適なので、そこそこ眠れます

上でも触れているように、バスの座席が1+2の3列でゆったりしているので、そこそこ眠れます。私はアイマスク・耳栓を着用しましたが、イミグレーションの時と、シンガポール入国以降以外はずっと寝ていました。

シャワーを浴びてから乗りたかった…

1日汗だくになった後の乗車となったので、身体や頭がベタベタでした。欲を言えば、シャワーを浴びてから乗車したかったですね…。(結局、帰りの空港のラウンジまでシャワーは浴びずじまいでした。)

バス利用の場合は、時間には余裕を持たせましょう!

今回、バスは5.5時間という(HPに掲載された)予定時間を1時間ほど上回り、6.5時間弱かけてシンガポールに到着しました。道路状況やイミグレーションの混雑度合いによって所要時間は大きく前後することは間違いありませんので、時間には特に余裕を持たせて旅程を計画した方が無難です。

シンガポール入国の場合は、入国カードを忘れずに!

バス乗車時にシンガポール入国カードを入手できず、シンガポールの入国審査場でヒヤヒヤしました。

入国審査でモタつくとバスに置いて行かれることも実際にありますので、入国カードは入国審査前にしっかりと確保しましょう。

クアラルンプール関連記事

今回バスに乗車したチャイナタウンについてはこちらのページで解説しています。

クアラルンプールのチャイナタウンのチキンライス

クアラルンプールのチャイナタウンへの行き方やおすすめの食事・グルメレストラン

2017年5月28日

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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4 件のコメント

  • バスで国を跨ぐのは楽しそうですがやはり入国審査のリスク怖いです笑
    さらに日本とは違ってバス内でも油断は禁物ですね(・・;)

  • Comastyさん
    コメントありがとうございます!m(_ _)m
    私は単純な興味でこの(おバカな)旅程を強行したので、ハラハラドキドキを楽しんだ感はありますが、入国審査のリスクは確かに怖いですよね…(笑)
    「バスに置いて行かれたらどうしよう?」「いや、それはそれで面白いんじゃない?」
    「いやいや、帰りの飛行機に間に合わんかったらアウトやん」
    みたいな自問自答を楽しみながら?列に並んでいました(笑)
    荷物はトランクに預けている人もいましたが、怖くて絶対にできないですね…(*_*;)運賃が安いので、荷物を携えてバスに乗りたいなら、荷物用に席を確保するというのもアリかもしれないです(^^)
    私は荷物(リュック)のチャックに鍵を取り付け、通路から取られないように壁際に寄せ、さらにはリュックの肩紐を足に引っかけて過ごしました。
    (もともとバックパックで旅行をしており、バスに乗るために特別に準備をしているわけではありませんが、そこまでしてバスに乗るのか?という声が聞こえてきそうですね…(笑))

  • はじめまして。
    通りすがりですが記事表記のバスの値段が相場よりもずいぶん安いなぁ、と思っていたらRMとS$を勘違いされていることに気が付きました。バスオンラインチケットのサイトは不親切でRMとS$が混合です。恐縮ですがスクリーンショットからもS$となっているのが確認できると思います。ですから実際は片道S$24.1で日本円換算2,000円弱でシンガポール系国際バスでは相場くらいとなります。ちなみにマレーシア系の国際バスの方が値段は安く50RM前後、日本円換算1,300円前後が相場です。余談ですが楽をするならチャンギ空港直通の国際バスを使って空港に荷物を預けてから町へ遊びに出る、って動き方もありますよ。

    以上、おせっかいでした。

    • 山下さま

      こちらこそはじめまして。ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

      重ねて、貴重なご指摘をありがとうございます。
      実は、スクリーンショットは帰国後の記事作成時にキャプチャしました。記事作成時に自分でも「自分が買ったときよりも随分安くなったんだな…」と認識しながらも、通貨の違いに全く気がつきませんでした。海外旅行の基本とも言える通貨単位の確認が全くできておらず、恥ずかしい限りです。
      ご指摘を受け、記事内の通貨表記をRMからS$に改め、日本円換算値も修正しました。

      なお、バス到着後はチャンギからエアアジアのフライトに搭乗予定でしたが、空港で時間が中途半端に余るので(免税店等に興味がないので…)、時間つぶしの意図もあってあえてMRTを利用するコースを選択してみました。フライトまで大幅に時間があれば、空港に荷物を預けて街に出て行くというルートも興味深いです(シンガポールで大きな荷物を抱えて遊ぶのは暑いですしね…)

      注意して記事作成すべきでした。本当にありがとうございます。

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